ハーレクイン・シリーズ
拒まれた情熱
富豪一族の伝説 Ⅷ
体にある王冠型のあざが、彼女の正体を示す唯一の証拠だった。
ガブリエルは炎上する車を呆然と見つめた。どうやら飛び出してきた馬をよけようとして、事故を起こしたらしい。今わかっているのは自分の名前だけで、自分が何者で、どうしてここへ来たのか、まったく思い出せない。そこへ、ワイアットと名乗る保安官が駆けつけた。何も覚えていないにもかかわらず、これほど魅力的な男性に会ったのは初めてだと確信した。彼女は記憶がないことを告げるが、ワイアットはまったく信じようとせずに言い放った。「どういうことなのか、白状するんだ」。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年05月05日
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- 著者
- ステラ・バグウェル
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- 訳者
- 浜口祐実
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- 定価
- 737円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-61055-X
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- 書籍番号
- N-1055
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- ミニシリーズ
- 富豪一族の伝説
読者レビュー
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大好評の連作『富豪一族の伝説』の第八話です。ある目的を持ってフォーチュン家に向かっていたのに、すべてを忘れてしまったガブリエルの運命は?