ハーレクイン・シリーズ
涙が雪に変わるとき
ホワイトホーン・マーヴェリック
◆また彼に頼って、捨てられるのはいや!事件が解決したら、出ていってもらうわ。◆
「きみの夫だ。寒いから早くドアを開けてくれ」暗闇から姿を現した夫に、ダニエルは強い衝撃を覚えた。FBI捜査官だった夫のカイルは、二年前、潜入捜査に入るとだけ告げて、家から出ていった。さらに、同僚を通じて、それまで住んでいたデンバーを離れるようダニエルに伝えてきた。以来、電話も手紙もなかった。先月、娘のサラが誘拐されたときも、救いの手をさしのべてはくれなかった。わたしはサラとふたりで、新しい生活を築いてきた。今さら戻って温かく迎えてもらおうなんて、虫がよすぎるわ。だが、依然として危険にさらされているサラの身を思うと、ダニエルにはカイルを拒絶することはできなかった。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年04月20日
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- 著者
- ローリー・ペイジ
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- 訳者
- 桐島夏子
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- 定価
- 737円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00610-5
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- 書籍番号
- N-850
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- ミニシリーズ
- ホワイトホーン・マーヴェリック
読者レビュー
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モンタナ州ホワイトーンの町で織りなされる恋模様をミステリータッチでお届けする、人気の連作“ホワイトホーン・マーヴェリック”三カ月にわたってお届けしてきた誘拐事件の真相が明らかになります。