ハーレクイン・シリーズ
記念日には花束を
愛ゆえに夫は妻を追い、愛ゆえに妻は夫から逃げた。
愛するペイジと結婚して、今日でちょうど三週間、帰宅したゲイブを迎えたのは、一通の置き手紙だった。〈私をさがさないで。ほんとうにごめんなさい〉どうしてさがさずにいられるだろう? あんなに愛し合っていたのに。そして二年半もの間、彼はひたすらペイジをさがしつづけた。ついに遠く離れた町でペイジが見つかったという報告を受け、ひそかに彼女の自宅前で、本人が姿を現すまで待った。まちがいない、髪も目も色が変わっているが、あれはペイジだ。ところが目の前に立ったゲイブに、彼女は恐怖に引きつった顔を見せた。「お願い、私のことはほうっておいて。そばに寄らないで」ゲイブの目を見て、ペイジは彼の意志の強さを思い出していた。彼は今まで欲しいと思ったものを一心に追い求めてきた――大学進学も、事業も、私のことも。でも、どんなに彼が追ってきても、私は逃げなければならない。
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年04月20日
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- 著者
- ジーナ・ウィルキンズ
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- 訳者
- 井上万里
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- 定価
- 759円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00092-1
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- 書籍番号
- T-352
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