ハーレクイン・シリーズ
今ふたたびの愛
アニーは十一歳で最愛の父を失い、幸せな少女時代に別れを告げた。一年もしないうちに母が再婚したうえ、継父になじむことができず、家族の中で孤立してしまったのだ。十七歳のとき、スカウトされたのを機に、アニーは家を出た。そして八年、彼女は今や人気上昇中の歌手となっていた。ところが、ある夜、不気味な電話がかかってくるようになって以来、アニーは不安に脅かされ、そしてそれはついに現実となった。初めてのヨーロッパ・ツアーのためにフランスを訪れたところ、見知らぬ男に空港から拉致されたのだ。アニーは人里離れた場所にある屋敷に閉じこめられた。彼女は恐怖に駆られながらも、ハンサムな男に胸の高鳴りを覚える。すると、その男はマルクと名乗り、アニーに途方もない話を告げた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年10月05日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 早川麻百合
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- 定価
- 713円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-73759-5
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- 書籍番号
- C-759 (初版R-1368)
第二次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はマン島で暮らす。大の子供好きで、五人の子供を育てた。ジャーナリストだった夫の強いすすめによって執筆活動に入り、百作以上の作品を著す。二〇〇〇年秋、多くのファンに惜しまれつつこの世を去った。