ハーレクイン・シリーズ
今ふたたびの愛
アニーが初めてその電話を受けたのは、ある深夜のことだった。 「覚えているかい?」深みのある男らしい声。いったい誰? だが相手はそれ以上何も話さず、電話は切れた。 奇妙な電話はその日からやむことなく続き、アニーは不安にかられた。 彼女は11歳で最愛の父を亡くしたあと、継父から邪険に扱われ、 実母からも疎まれて、ずっと孤独な人生を送ってきた。 今ようやく努力が実り、夢の第一歩を踏みだしたばかりなのに……。 そして、ついに恐れていた事態が起きる。 電話の主マルクがアニーを連れ去り、人里離れた屋敷に軟禁したのだ。 マルクは驚くほど魅力的な唇から、信じがたい話を語り始めた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年06月20日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 早川麻百合
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年06月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42055-8
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- 書籍番号
- PB-155 (初版R-1368)
読者レビュー
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モニター
時を超えて愛した人が現世にいる幸せ、辿りつくまでの不可思議な気持ちが言葉巧みに描かれています。
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モニター
サスペンスか? ホラーか? という冒頭部分。怖がりの私は最後まで読み切れないかもと心配になりましたが、次々と明かされるアニーとマルクを廻るとても切ないストーリーに続きが気になって気になって、結局は一気に読み終えてしまいました。特に大人の読者におすすめの一冊です。
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きさらぎ
まるで上質なミステリを読んでいる気分でした。実際に三分の一進むまでミステリ小説と脳が間違えて席を外すときに本を閉じてああ!ハーレクイン読んでるんだった!!と驚いたくらいです。あらすじからも内容の推測がしにくいのでハッピーエンドの結末までとても楽しみがいのある作品です。ミステリ好きでない方にもおすすめします(笑)
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はイギリス本土から100キロ離れたマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストである夫の強いすすめによって執筆活動に入った。2000年秋、ファンに惜しまれつつこの世を去った。ハーレクイン・ロマンスやハーレクイン・イマージュなどで刊行された彼女の作品は100冊以上にのぼる。