ハーレクイン・シリーズ
リーの逃げ口上は、「結婚するなら億万長者でなくちゃね」 母子家庭で苦労して育ったため、端から結婚には興味がない。 リーの唯一の目標は、経済的に自立したキャリアウーマンだった。 あるとき姉を訪れるため飛行機に乗ると、隣に居合わせたのは、 長身を高級スーツに包んだ、なんともセクシーなイタリア男。 ひとめで惹かれたリーは、動揺のあまり彼を無視するが、 そんな態度が逆に彼の興味を引いたのか、 「どんな男が好みなんだ?」と強引に迫られてしまう。 いつもの口癖で「お金持ちで健康な人よ」と返したところ、 彼が姉の隣人の億万長者、マーク・レオーネだとわかって……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年06月05日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 本戸淳子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年05月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90332-7
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- 書籍番号
- K-322 (初版I-61)
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モニター
リーは自分の気持ちが,なかなか理解出来ず空回りして手に負えなくなってしまいます。マークはそんなリーの態度、言動を理解しながら辛抱強く関わっていきます。イタリア人男性は愛の為なら頑張れる人が多いのかしら? 未熟なリーと女性慣れしたマークの掛け合いが面白くもあり、イライラさせられます。激しい愛は大変ですね〜ちょっと羨ましい気もありですが〜〜。
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モニター
恋の駆け引きに慣れていないリーと世慣れたマークの交わす会話が楽しめる作品です。自分の思いもよらない方向へいつの間にか誘導され引き返せない状況に追い込まれていくりー。プライドが邪魔をして素直になれず、ぶつかり合いながらも惹かれていく二人の心情が会話から溢れていて引き込まれます。最後はほっとする終わり方でよかったです。
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ウサコ
まず「なぜそこまで?!」というくらいマークを嫌うリーの心情がかわいらしくて微笑んでしまいます。仕事のキャリアや友人関係は真摯に築き上げて来たのに、男性関係だけは潔癖でまるで少女のよう。自分の女としての魅力と魔力に気づかされそうになるたび極端に抵抗してマークをかわいそうに感じるけれど、ラストシーンに向けてふたりが変わっていくところはスピード感があって、まさに「恋に落ちる」感じ。初々しい恋を読みたい方におすすめ!
ニュージーランド生まれ。想像力豊かな、読書を愛する子供だった。秘書学校を卒業後、友人と船で対岸のオーストラリアに渡り、働いてためたお金で車を買って大陸横断の旅をした。その旅先でイタリア人男性と知り合い結婚。もっとも尊敬する作家はノーラ・ロバーツだという。