ハーレクイン・シリーズ
裸の王様
大人のためのエロティック童話 Ⅵ
★愚か者には見えない衣装をまとった、あの王様の話はご存じですよね?それでは、“誰にも見えない”ドレスをまとった、皇后陛下のお話は……?★
その皇后は国でたいそう人気があった。美しく機知に長け、夫の皇帝とも仲睦まじい。だが皇后にはたったひとつだけ、奇妙な性癖があった。それは、見られることに異常なまでの歓びを見出す“露出癖”があること。ある晩、ついに皇后は生まれたままの姿で晩餐会に現れた。「どう?新しい仕立て屋につくらせた特別なドレスなの」息をのむ貴族たちを前に満足げな皇后を見て、さすがに皇帝は案じた。せめて公衆の面前では、愛する妻が“見られる歓び”を追求せずにすむよう、私が手を打たねば――。皇帝は城の中に秘密の劇場をつくらせ、家臣を招いた。あの“ドレス”を着た妻を舞台に上げ、私も同じ“衣装”で彼女の背後に立つ。後ろから突かれ、エクスタシーに悶える姿を観客に見られ、妻はどんなに歓ぶだろう……!
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- 頁数
- 19頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年04月05日
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- 著者
- ナンシー・マドア
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- 訳者
- 立石ゆかり
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- 定価
- 275円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-42184-5
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- 書籍番号
- DG-94
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- ミニシリーズ
- 大人のためのエロティック童話
読者レビュー
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おとぎばなしは決して幼い子どもだけのものじゃない。おとなの女性たちに贈る、心と官能が満たされる物語。部屋を暗くして、キャンドルを灯して、ようこそ恍惚の世界へ――。