ハーレクイン・シリーズ
ふたりで明日を
〈スパニッシュ・キャッスル〉車で一人旅をしていたミネルヴァは、その標識を見ると誘われるように矢印が示す方向に道を折れた。その大農場は彼女がコックとして船で働いている間に継姉が嫁いだところだった。だがしばらく行くと二股道になり、進む方向がわからなくなった。激しく降る雨の中、外に出て先を眺めても同じように見える。憂鬱な気分で車に戻ろうとした時、ミネルヴァは思わず息をのんだ。いつのまにか、灰色の馬にまたがった男が目に前にいたのだ。「スパニッシュ・キャッスルへはどちらの道を行けばいいかしら?」「なぜそこへ行きたいんだ? 僕が持ち主のリック・ペヴァリルだが」あなたが? 継姉が自殺した理由を知っているに違いない、彼女の夫!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年11月05日
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- 著者
- ロビン・ドナルド
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- 訳者
- 平江まゆみ
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-73763-2
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- 書籍番号
- C-763 (初版R-1187)
読者レビュー
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ニュージーランド北部の牧場主の家に、一男五女の長女として生まれた。十五歳で師範学校に学び、十九歳で結婚、同時に小学校の教師となる。子育てを終えて一時休んでいた教職に戻り、かたわら執筆を始めた。蘭の花が咲き、キウィやオレンジの実る美しい北部の村に住む。