ハーレクイン・シリーズ
スペイン公爵の嘆き
愛を打ち明けたとたん公爵は去った。
呆然とする彼女に、一瞥もくれずに。
スペイン屈指の富豪で、公爵の称号を持つアレハンドロが、 裕福で美人のいとこではなく、貧しく平凡な私を選ぶなんて。 喜びに酔いしれたレナはひと夏を彼に捧げるが、 愛を告げたとたん、アレハンドロは無情にも去っていった。 失意のまま、レナは彼の目を逃れるようにメキシコへ渡り、 そこでひそかに息子を産んだ。 だが慎ましくも平和な母子の生活は、ある日突然終わりを告げる。 「その子は本当に僕の子か?」 アレハンドロ!? なぜここがわかったの? どうしよう。もし息子が彼の子だと知られたら奪われてしまう……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年05月05日
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- 著者
- ジェニー・ルーカス
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- 訳者
- 柿原日出子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年04月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13060-0
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- 書籍番号
- R-3060
読者レビュー
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モニター
アレハンドロの隠された過去がポイントですね! レナは純粋で可愛いのに家族に対する愛情がとてもあり、よい主人公だと思いました。
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モニター
愛していても事実は明かせない。お互いを激しく求めあってもまだ信頼はない。本当は愛し合っているのになかなか絆を結べない二人の葛藤といら立ちがもどかしくも切ないお話でした。ヒーローの傲慢さが目立つ気もしましたが、ヒロインへの深い愛も感じられるので最後まで読むことができました。最後はみんなが幸せになる展開でよかったです。
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とわ
アレハンドロの隠された秘密がとても重々しいですが、ヒロインのレナがとても善良な素敵な女性で、それを乗り越えていく二人の愛と家族の絆がすばらしいです。どうか家族みんな末長くお幸せに。
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モニター
物語の最初の方から、秘密の匂いをさせている作品でした。なので、これは先への伏線かな?と、いつもよりも考えながら読みました。その秘密のせいで、なかなか2人が心から寄り添わないので、やきもきした分、ラストでは大団円でいい作品でした。
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書店を経営する両親のもと、たくさんの本に囲まれ、アイダホ州の小さな町で遠い国々を夢見て育つ。16歳でヨーロッパへの一人旅を経験して以来、アルバイトをしながらアメリカ中を旅する。22歳でのちに夫となる男性に出会い、大学で英文学の学位を取得した1年後、小説を書き始めた。育児に追われている今は執筆活動を通して大好きな旅をしているという。