ハーレクイン・シリーズ
奥様、お手を
アシュリーは7年前に夫を亡くし、女手一つで幼い息子を育てている。 生活のために小さな会社を立ちあげ、必死にがんばってきたけれど、 今日ほど女性であることを呪わしく思ったことはない。 悪質な顧客が居座って帰らないばかりか、アシュリーを怒鳴りつけ、 暴力沙汰を起こそうとしているのだ。困ったわ、どうしよう……。 「お客様を玄関までお送りしましょうか、マダム?」 絶妙のタイミングで颯爽と、執事の佇まいの紳士が割って入った。 いったい、誰? 謎めいた紳士、ハリーの目の輝きに励まされ、 アシュリーの心は瞬時に沸き立った。「ええ、お願い」 その日からハリーは彼女の執事となった──その正体を隠したまま。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年05月20日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 高杉啓子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年05月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42054-1
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- 書籍番号
- PB-154 (初版I-1315)
読者レビュー
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M.H.Y
私のために尽くしてくれる自分だけのヒーローを手にした気分です。主人公は未亡人でありシングルマザーであり自立した女性で気を張って生きてきたけど、彼に会い、いままでにない喜びと安心を得て幸せを確認する。そんな彼にも隠し事が…終始胸キュンです。
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モニター
この本を初版時に読んだことがあり、久しぶりに今回も読みました。この本には結婚の難しさ、子育ての大変さや新しい人生の始まり方が書いてありました。女性は弱いと思われがちですが、本当は強い生き物だと言う力強さに感動しました。何度読んでも色褪せない素晴らしい作品です。
フランス語と英語の教師を経て、コンピューター・プログラマーに転職。ものを作り出すことへの欲求は、油絵や陶芸、建築デザイン、自宅のインテリアに向けられた。また、人と人とのつながりに興味を持っていたことから、ロマンス小説の世界に楽しみを見いだすようになり、それが登場人物たちを個性的に描く独特の作風を生み出すもとになった。