ハーレクイン・シリーズ
誘惑のらせん階段
恋に落ちたと思ったのもつかの間、
彼の本性を知ったとき、彼女は……。
自ら営む花屋のオフィスにいたクリスティーナは、不意に聞こえてきた話し声にどきっとした。昨日、ちょっとした窮地を救ってくれた男性に違いない。途方もなくセクシーな彼にクリスティーナは心を奪われた。彼はラファエルと名乗り、大企業の経営者だとわかったが、再会を約す言葉もなく、行ってしまったのだった。「僕がいないほうが君は幸せだろう……」どうやら花束に添えるカードを店員に書かせているらしい。花を贈って一方的に恋人との関係を絶つ魂胆ね。非情な男!クリスティーナは怒りに駆られ、彼の前に進み出た。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年06月20日
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- 著者
- キャシー・ウィリアムズ
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- 訳者
- 青海まこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12409-8
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- 書籍番号
- R-2409
読者レビュー
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ちょっぴり太めで女性としての魅力には自信がないけど、夢の実現に向かってがんぱっているヒロイン。めちゃくちゃ魅力的なヒーローのさりげない誘惑に、「まさかそんなことが本当に」と逡巡しながらも幸せに包まれる。こんなに幸せでいいのかしらんというヒロインの不安がかわいく、互いに思惑や計算なく惹かれあっていくところがすごく温かな作品。
トリニダード・トバゴの出身で、トリニダード島とトバゴ島、二つの島で育つ。奨学金を得てイギリスに渡り、一九七五年エクスター大学に入学して語学と文学を学んだ。大学で夫のリチャードと出会い、結婚後はイングランドに暮らす。テムズ・バレーに住んでいたが、現在は中部地方在住。夫との間に三人の娘がいる。