ハーレクイン・シリーズ
偽りの妻
楽しいはずの秘書の仕事。雇主がこれほど傲慢でなければ……。
珊瑚礁の島にある高級リゾートで、三カ月個人秘書を務める。派遣会社からもらった資料を見て、フルールはわくわくした。面接を受けるために、会場の豪華ホテルへ行くと、長身で強靱そうな体に、いかつい顔つきの実業家ブリン・ウォリスが待っていた。彼は射抜くような目でフルールを見るなり、荒いため息をついた。「君には無理だ。若すぎて未熟だ」いくらフルールが自分の有能さをアピールしても、ブリンはまったく聞く耳を持たない。それどころか、失礼な発言ばかりを重ねる。とうとう憤慨したフルールが席を立とうとしたとき、彼は突然、思いがけない言葉を口にした。「気が変わった。君さえよければ採用したい」
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2015年02月20日
-
- 訳者
- 青山有未
-
- 定価
- 704円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 4-596-21549-9
-
- 書籍番号
- I-1549
読者レビュー
読者レビューはまだございません。