ハーレクイン・シリーズ
天使のような愛らしい外見と才能に恵まれたノエルは、 9歳にして天才少女ピアニストとして華々しくデビューした。 あれから12年──もう少女ではない彼女は世間から忘れられ、 あげく母に全財産を持ち逃げされて、今や貧乏のどん底にある。 そこへ現れたのが、母の元愛人の息子だというイーサン・グレイ。 家庭を顧みなかった父親に復讐するため、妻になってくれと彼は言う。 父の愛人だった女の娘なら、復讐の道具としてうってつけだと。 住む家もなく、コーヒー1杯買うお金もなく、ピアノしか知らない、 少女のまま大人になったようなノエルに、選択肢はなかった。 恋をしたことすらないまま、彼女は見ず知らずの富豪の妻になった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年04月20日
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- 著者
- メイシー・イエーツ
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- 訳者
- 飛川あゆみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年04月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13056-3
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- 書籍番号
- R-3056
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モニター
ときめきが欲しくてモニターに応募させてもらいました。ノエルに惹かれながらもあくまでもビジネスだと言うイーサン。こんな時、自分だったら、もういいや・・面倒くさいと思ってしまうところですが、ノエルは素直に自分の気持ちをぶつけます。あぁ、私に足りないのはときめきではなく、この素直な気持ちなんだなと。素直に愛を打ち明けたくなりました。
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かもみる
あらすじを読むと頼りない子供のような印象を与えるヒロインだけど、実際はそこまでひどくはなく、芯はしっかりとしているし、贅沢だった過去を恋しがっても本人が稼いだお金だったので好感が持てた。ヒーローによって自分に出来ることが増えていきつつ、失ったと思っていた音楽も実際はきちんと彼女の中にあって、彼女の頑張りが報われていたのが読んでいて嬉しかった。ヒーローとヒロイン、愛情に飢えた者同士のからみも良かった。
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ピエール
母親に裏切られ、ピアニストとしても世間に忘れられ、すべてを失いかけたノエル。運命に翻弄されながらも、イーサンとの関係を通して恋愛を知り、ピアノが大切だということも知り、最後に愛情に包まれるなか再び人生のスポットライトを浴びます。前向きな気持ちにさせてくれ、安心して読みきれました。
ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。朝起きて家の裏口に熊を見つけるような生活と、自宅で書くエキゾチックな街で起こる物語との落差を楽しみながら、執筆に励んでいる。