ハーレクイン・シリーズ
麝香と薔薇
大富豪の飽くなき愛 Ⅲ
私を愛さないと言ったのはあなたよ。
なのに何故、こんな仕打ちを……?
兄が、ザリフから巨額の借金をしていたですって? エラは愕然とした。うちは既に破産寸前なのに……。 横暴な兄はエラに“家族を思うならザリフに慈悲を請え”と命じる。 ザリフは砂漠の国バシルの王、そして3年前に求婚を拒んだ相手。 エラはザリフを心から愛していたが、彼は結婚を口にしながら、 亡き妻を今も愛しているし、代わる者はいないと言ったのだった。 屈辱に身を切られるような思いでザリフのもとへ赴くと、 彼は平然と交換条件を出した──きみとベッドをともにしたい、と。 王家の面目を保つため、愛人関係は1年間の結婚を装うという。 これは求婚を断った腹いせなの? エラにはどうするすべもなく……。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2015年04月20日
-
- 著者
- リン・グレアム
-
- 訳者
- 柿沼摩耶
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2015年04月02日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-13055-6
-
- 書籍番号
- R-3055
-
- ミニシリーズ
- 大富豪の飽くなき愛
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。