ハーレクイン・シリーズ
愛への道のり
親愛なる者へ Ⅱ
スーザンは途方に暮れていた。 待望の子供を身ごもったのに、夫ローウェルが亡くなったのだ。 悲しみの淵に沈み、スーザンの心は千々に乱れた。 というのも、おなかの子はローウェルの子ではない。 子供をつくれなかった夫は、死の数カ月前に、 無二の親友ハンクに精子を提供してもらい、 あろうことか、スーザンに人工授精を受けさせたのだ。 ハンクが、スーザンの初恋の人であることも知らずに……。 彼の子を宿すのに不安を抱きつつも、夫のために受け入れた。 でももうローウェルはいない。そして、ハンクが故郷に戻ってきた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年04月05日
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- 著者
- ビバリー・バートン
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- 訳者
- 山口西夏
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年03月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90317-4
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- 書籍番号
- K-307 (初版D-842)
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- ミニシリーズ
- 親愛なる者へ
幼いころ、祖父から贈られた『美女と野獣』の絵本を読んでロマンスのとりことなり、9歳のときに初めて物語を書いた。以後、小説、詩、脚本と、学生時代を通じて創作活動に親しみ、1990年に作家としてデビュー。GRWマギー賞や全米読者賞を受賞、RITA賞のファイナリストにも選ばれた。出世作〈狼たちの休息〉は、新作が出るたびメディアから絶賛され、リンダ・ハワードも賛辞を贈るほどの人気シリーズだった。2011年4月、多くの作家仲間やファンから惜しまれつつ亡くなった。