ハーレクイン・シリーズ
愛の暴君
彼は嵐、彼は炎。
私を揺さぶり、焼き尽くす。
飛行機の墜落事故に遭ったリンは、優しかった恋人を亡くした。 心身に大きな傷を負い、失意の日々を送る彼女に、 スペイン系の大資産家コルデラス家から仕事の依頼が届く。 「7歳のわがまま娘の、臨時家庭教師を務めてほしい」 リハビリになるからと看護師に勧められ、リンは請け負った。 モントレーの駅で彼女を迎えたのは、コルデラス家当主の弟リック。 黒髪に見上げるほど背が高い彼は真っ青な瞳でリンを見据え、 「お嬢さんは次の列車で引き返したほうがいいな」と言った。 まあ、なんて失礼な人なのかしら──頬がかっと熱くなる。 がらんどうだったリンの心に、小さな火が灯った瞬間だった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年04月05日
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- 訳者
- 小長光弘美
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年03月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22366-1
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- 書籍番号
- I-2366
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている