ハーレクイン・シリーズ
名門アシュトン家の養子である長男との結婚を間近に控えたセア。 愛のない政略結婚を受け入れたのは、家族のため、ビジネスのため。 だが式の数日前、思いもよらない人物が彼女の前に現れた── 元恋人で初恋の人、アシュトン家の正統な血を引く次男のジーク。 父親の後継者に選ばれなかった8年前から、一族とは疎遠になっている。 当時セアは、家を出る彼に、一緒に来てほしいと言われたが、 やむにやまれぬ事情との板挟みになり、理由も言えずに断ったのだった。 その後、彼は独力で実業家となり、今や父親の大企業をも脅かす存在だ。 大人になった彼の色香に、そして彼が向けてくる意味深な強い視線に、 セアは身も心も震わせた。ああ、彼はいったい、なぜ戻ってきたの?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年04月05日
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- 著者
- ソフィー・ペンブローク
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- 訳者
- 高山恵
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年03月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22365-4
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- 書籍番号
- I-2365
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パピヨン
ヒロインが、婚約者と8年ぶりに再会した初恋の人との間で揺れる心境が丁寧に描かれていて、最後までどちらを選ぶのかハラハラドキドキしっぱなしでした。また、恋愛要素だけでなく家族の確執や登場人物それぞれの生き方のありようなど、様々な要素がからんでいて本当に面白かったです。
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カボス
この作品が私の初めて読んだハーレクインとなったことは、とても幸福なことでした。ヒーロー、ヒロインだけでなく二人を取り巻く人物の描写がしっかりとしているので、立場や意志の強さ故に再会してから何度も反発し合う二人が、熱気溢れるゴージャスなロケーションで過去と現在を振り子のように行きつ戻りつ、さまざまに思いを巡らせながら、“正しい選択”をする過程を最後の一ページまで飽きずに応援することが出来ました。
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モニター
モニターに当選して良かったです! 好きな作家さんが増えました。謎がいくつもあって、読みながら推理していたけど、ことごとくハズレ。それも心地いい作品でした。途中、「あれ? ヒーローは初恋の次男でいいんだよね? 長男メチャいい!」って、これまでにない、ヒーロー以外との結末を望んじゃったりしました。結婚式まであと2日、ラストはどうなるの? 結末から読みたくなる気持ちを抑えるのが大変。とても面白かったです。
学生時代にロマンス小説と出合い、のちにランカスター大学で英語の学位を取るために夜どおしハーレクイン小説を読んだ。それがきっかけで、ハッピーエンドの信奉者となった。自著ではみずからが住んだことのある土地を題材にすることが多く、イングランドの郊外の町に漂う気取ったユーモアやウェールズの山々の野性味、ロンドンの夏の熱気や緊張感を好んで描く。また、主人公たちにお城でキスをさせる傾向があると語る。