最初はムカつくほど傲慢だったヒーローが、ヒロインにメロメロになってからの優しい姿が印象的です。ヒロインもですが、誰もが仮面の下に素敵な素顔を隠している。ロマンスの王道です!　隠れヒロインは、ヒーロー母。もう理想のお姑さん!　1つだけ難を言えば、ヒーローがやたら煙草を吸うのは、書かれた時代の所為ですね。

主人公がヒーローに誤解される。よくあるパターンですが、ヒーローにそこまで泣かされることもなく、主人公がヒーローをギャフンといわせることもない。逆に言えば、最初からお互いが一目ぼれで、そこまで酷い行動を取れないでいたためと考えると、ほほえましく感じました。妹カップルのお話も読んでみたいと思います。

面白くて一気読みしちゃいました!　ヒロインのツンデレ感が小悪魔っぽくてとっても魅力的です。

主人公の妹の結婚に向けた身内同士の顔合わせで妹との結婚に反対しているその彼氏の兄。その兄と主人公の出会いはお互いに悪く、その後も出会う度に口喧嘩へと発展していく。しかしその触れ合いを交わす度に知らぬ間にお互い忘れられない存在へと変わり、いつの間にか愛へと変わっていく。本当は好きなのにそれを正直に表せない主人公の気持ちにじれったさを感じるものの、最後には本当の自分の気持ちをしっかり相手に伝え、本当の愛で結ばれる結果に、すごく温かい気持ちになれました。

心に傷を持ちながらも妹を幸せにしようと奮戦するヒロインがよかったです。ヒーローも最初は傲慢でしたがヒロインを知っていくにつれてメロメロ。最後は圧倒的な包容力でヒロインを包んでいくところが感動的でした。ダイアナ・パーマーが好きなので初期の作品に対する懐かしさもありました。(なんちゃん373・専業主婦)

ヒロインにまいっているのに素直に出せず、でも一緒にいたいヒーローのツンデレ感が良いですね～♪　微妙に時代感もあって、(やたら煙草を吸うヒーローとか、ロマンス作家への偏見など)それがまた良かったです。(トモモ)

男性側の心の内の移り変わりが良い感じでうっとりします。(たっかたっか・自営)

ダイアナ・パーマーさんのヒーローはいつも俺様で傲慢なんですが、ヒロインが健気でとても可愛くて、ついはまっちゃうんです。(セナくん・会社員)

ダイアナさんらしい鬼畜なヒーロー。ヒロインが身を引こうと考えると、妹も責任を感じ、婚約を解消しようとするなど、昔ながらのロマンス道を突き進むところに、妙にはまって、読み返してしまう。(akiyuki・パート)

ヒーローとヒロインの会話の切り返しも面白く、読み返しても楽しめる作品でした。

親を亡くして必死に妹を育ててきたヒロインと、弟を守ろうとするヒーロー。ふたりの親鳥のような献身的な愛が目立ちます。傲慢で、強く出てしまうヒーローと、本当は傷つきやすいヒロイン。2人の出会いは最悪でしたが、そのあとはとてもロマンティック。光っていたのは、ヒーローのお母様。素敵でした。