ハーレクイン・シリーズ
ダニエルは継父であるアラブの石油王ハッサンを実の父親のように慕って暮らしてきた。ハッサンの一族はダニエルの母と彼の結婚を認めておらず、ダニエルは継父の親族のことについてはほとんど何も知らない。そんな彼女が、継父の仕事仲間の息子から聞いたのは、継父のお気に入りの甥――ジョルダンの名前だった。
パリで人気モデルとして活躍するアレクサンドラは、妊娠したのに気づいて愕然とした。相手のギリシア人富豪ディミトリとは、一年前からつきあっている。結婚はしていなくても、彼に知らせなくては。ところが一カ月ぶりに会ったディミトリは、ほかの女性と結婚すると言い、いきなり別れを切りだした。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年09月20日
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- 定価
- 1,005円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-81576-7
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- 書籍番号
- PB-76
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モニター
2話収録でとても得した気分です。どちらも傲慢なヒーローですがヒロインの愛を得るまでその傲慢ゆえに苦労します。でもそれがハーレクインファンにはツボですね(笑)どちらも一気に読みました。『ハッサンの娘』ではヒーローがヒロインにかける言葉があまりに詩的で素敵だったので、読んでいて思わず顔がにやけてしまいました~。
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モニター
大好きなアラブ物、ギリシャ物で、とても楽しんで読ませていただきました。一つ目のお話では、特にヒロインが男性と最初に出会うシーンが、自分のことのようにドキドキしました。また二つ目の話は主役二人の激情のぶつかり合いに目が離せず、一気に読みましたよ。
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モニター
二つの物語が入っているが、その中からハッサンの娘について書いてみたいと思う。おもに中東で物語が進んでいくので、物語全体からエキゾチックな花や香料の香りを感じ、まるで自分がいるような気がする。中東の男らしいヒーローにひかれていくヒロイン、熱い風を感じる物語だった。
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モニター
両作品おもしろかったですが、特に『ハッサンの娘』は、勝気なヒロインと心の奥底を見せない夫とのかけひきや、話のバックになっているアラブの雰囲気がとてもよくって、一気に話の世界に入っていきました。これぞハーレクインといった話の展開で、おもしろくって先が気になり、止められませんでした。
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モニター
『ハッサンの娘』読後感は悪くなかったけど好きになれない。『愛だけが見えなくて』良かった。よくこんな話思いつく。妊娠出産のことでいくつかためになった。ラブシーンがくどいところもあったけど、ストーリー上必要そうなところも多かった。
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モニター
1冊で2話も読めてラッキーでした。まず『ハッサンの娘』は、ヒーローが何でここまで強引なんだろうと思って読んでいましたが、最後まで読んで「ああ、なるほど」、とてもロマンティックでした。『愛だけが見えなくて』このヒーローはヒロインに対して酷すぎます。始め読んでいて非常に悲しかった。でも内容自体はとてもハーレクインらしいです。
イギリス生まれ。学校卒業後、大手銀行に就職するが、作家になることを決意して退職。三十代になって初めて本格的に小説を書き始めた。人々の内面の葛藤や人間模様を描いて、世界中の女性たちの共感を得ている。これまでに百三十作以上の作品を発表。発行部数は全世界で六千万部を超える、ロマンス小説界の第一人者である。
アメリカ、オレゴン州出身。姉の影響でハーレクインのロマンス小説を読み始めた。大学在学中に〝生涯でいちばんすてきな男性〟と知り合って結婚し、子供が生まれてからは母親としての道を選んだ。十八歳の夏に家族で旅行に行ったヨーロッパが忘れられず、今も時間があれば旅行を楽しんでいる。