ハーレクイン・シリーズ
私の中の奇跡
「フラートン・ホールでは、僕が規則を作る」彼は辛辣に言い放って、彼女をにらみつけた。
個人的なパーティや催しの出張コックをしているケイトは、顧客の一人であるティシャ・メイナードに半年間の専属契約を頼まれる。大邸宅フラートン・ホールを一般公開するにあたり、温室をティールームにするため、力を貸してほしいというのだ。ケイトは経済的な理由から仕事を引き受け、住み込みで働くことになった。館に越してきた翌日、庭を散策していると男性がいきなり声をかけてきた。彼女はぎょっとして振り向き、見覚えのある端整な顔立ちにはっとした。ジェイソン・ウォリック!民間テレビ会社の社長――もう一つの顔は、深夜のトーク番組での女性に対する辛口のコメンテーター。そして、女性などに真剣になったことはないと豪語するプレイボーイ。「なぜ僕の庭に無断侵入している?」見下すような態度に腹が立ったが、彼はティシャの甥でこの館の住人だった。ケイトは反発しながらも、彼に引かれる気持ちを抑えられなくなっていく。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年02月05日
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- 著者
- リズ・フィールディング
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- 訳者
- 苅谷京子
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-11788-8
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- 書籍番号
- R-1788
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