ハーレクイン・シリーズ
テレーゼが六歳のとき、母が再婚した。義父となった男性はとてもやさしく、家族三人は十七年間、幸せを分かちあって暮らした。ところが母を亡くして二年たった日、義父が自動車事故を起こし、義父は相手の親族から訴えられることになった。テレーゼは義父を救うため相手の富豪の家へ談判に乗りこんだ。
サリーは学校を卒業すると、食品調達の専門家としてシドニーの会社に就職した。ある夜、建築会社を経営する父がパーティの終了後に発作で倒れ、サリーは父の会社が破産に瀕してしていることを知らされる。翌日、彼女は金策に奔走したが断られ、最後の手段として債権者アンドレッティを訪ねる。
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- 頁数
- 352頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年08月20日
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- 定価
- 1,005円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-81573-6
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- 書籍番号
- PB-73
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モニター
ヒロインが心ならずも愛のない結婚を選び物語が始まります。驚いたのは、そんな中でも意見を言い、皮肉を浴びせ、戦おうとするところです。夫は、攻撃を受けながらも冷静に応じます。欠けたものしか見えない結びつきは満ちることはないのでしょうか?
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モニター
どちらも30年以上前の作品とあって、古き良き?時代を感じさせた。タバコ(葉巻)を吸うシーンが随所にあるが、現在のヒーローはまず吸わない。昔のいい男の条件は、喫煙だったのね。と、妙に感心してしまった。この作者の作品は、昔から好きでよく読んでいますが、珍しく読んだ事の無いものだったので、とても嬉しい。でも、個人的には、強制(脅迫)結婚ものは、趣味ではないかも。
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モニター
ハーレクインの大御所、ヘレン・ビアンチンの初期作品です。ほぼ30年前の作品ですが、古さを感じさせない勢いのある作品2作です。ヒロイン達は、父の窮地を救うため結婚しますが、なんたってヒーローが情熱的でかっこいいので、すぐに恋してしまいます。そしてヒーローに情熱的に愛されます。あー私も愛したい、愛されたいと心から願ってしまうような作品です。
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モニター
ドキドキしながら一気に読みました。とても80年代に書かれたとは思えません。どちらも主人公が父を救うためにヒロインと結婚することになるんですが、さすがヘレン・ビアンチンの作品だけあってドラマティックで期待を裏切りません。これからの新作も楽しみです。
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モニター
2話共に、とても家族思いの主人公でパートナーになる相手の方達はどちらも個性的で主人公の事をとても考えてるステキな方々でした。あっという間にエンディングになってしまいもっと続きを読んでみたい(続きは無いのだけど)と思わせる様な作品で内容を少しでも言ってしまうと言いまくってしまうので止めておきます。とりあえず皆さんにとても良い作品なので読んでみてください。
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モニター
憎んでいた男性との結婚。しかし彼の抗い難い魅力にはまっていくヒロインの様子が手に取るように分かり、一気に読みきりました。ヒロインにもヒーローにも魅力があり、ハラハラしながらも時間が経つのを忘れてしまいました。主人公だけでなく脇役も印象的で、忘れられない小説となりました。
「愛なき結婚」をテーマにお届けします。