ハーレクイン・シリーズ
看護師として働くエリーズは、ある日運ばれてきた重傷患者を担当することになった。患者の名前はデーモン・トレント。有名な大企業の社長で、どうやら休暇中に車の事故にあったらしい。端整な顔は腫れ上がり、全身にカテーテルが繋がれ、いまだ昏睡状態だ。何度もデーモンの耳元で話しかけるうちにエリーズの心にはいつしか、個人的な感情が芽生え始めていた。だめよ、私情を挟んではいけないわ――そう自分を戒めた矢先、ついにデーモンが意識を取り戻す。だが喜びもつかの間、エリーズは彼のある異変に気がついて……。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2009年08月20日
-
- 著者
- アネット・ブロードリック
-
- 訳者
- 岡本香
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-51324-3
-
- 書籍番号
- D-1324
-
モニター
休暇中に事故に遭い病院のICUに運ばれたデーモンと看護師のエリーズの大人の恋。昏睡状態の彼に話しかける彼女の声は彼にとってまさに天使で。湖畔の彼の別荘が素敵。彼の部下も素敵。
-
モニター
これぞ、ロマンスの定番!というシュチエーションなのにドキドキワクワク感が続いて、一気に読み終えました。心がハートマークでいっぱいになった感じ。
-
モニター
主人公二人が徐々に愛を育んでゆく様子に好感が持てましたが、ちょっと物足りなくもあります。看護士と患者という設定はいいですね。目が不自由になったからこそ、本当の愛に気づくことができたヒーロと、愛に臆病になりながらも少しずつ新しい一歩を踏み出そうとしているヒロインの姿は心温まるものがありました。途中でもうちょっと劇的な出来事があればよかったと思いますが……。
-
モニター
はらはらどきどきしながら読み進めました。エリーズのデーモンに対する思いが患者から、恋愛の対象になっていくのが、非常に細かく描写されており、とても共感しながら読むことが出来ました。
-
モニター
愛とやさしさに満ちた作品でした。お互いの愛がストレートに届かずどきどきしました。闇の中の愛が、きらきら輝いているような不思議な魅力にあふれ、話の展開にぐいぐいひきつけられました。
ディザイアを代表する人気作家。ロマンスと人生の奇跡を信じ、ミズーリ州オザーク湖畔でロマンス小説を執筆する日々を過ごす。一九八四年のデビュー以来、想像力に富んだ斬新な作風で読者を魅了し、ロマンティックタイムズ誌で数多くの賞を獲得している。