ハーレクイン・シリーズ
貧しい生まれで両親も亡く、苦労を重ねたアンドレアは、 堅実に人生を送ることを何より大切に考えていた。 だから、年上で謎めいた資産家ジャスティン・テンプラーから「一生、金には困らせないよ」と突然のプロポーズを受けたとき、 アンドレアはこれが答えなのだろうと思い、謹んで受けた。 めくるめく愛や、甘いロマンスを夢見ないわけではないけれど、 わたしには一生訪れないものだから、と淡い憧れに鍵をかけて。 魅力的な外見と知性を併せ持つ、理想的な夫との生活が始まった。 だが美しい人形のような妻は、やがて知ることになる。 寂しさと虚しさが、いつしか心に吹きすさぶ嵐となる苦しみを。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年03月20日
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- 著者
- アン・ウィール
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- 訳者
- 片山真紀
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年03月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13050-1
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- 書籍番号
- R-3050
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モニター
出会いから結婚までは超スピードだっだが、二人がお互いの気持ちを伝えるまでには少し時間がかかるので、読んでいてドキドキとイライラでした。貫禄のある大叔母様が、先に二人の気持ちに気づき物語にいい味をだしてくれます。愛すべきキャラクターでした。
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モニター
1958年に書かれた物とあったので、古めかしいお話をイメージしていましたが、全然古く感じませんでした。条件がピッタリだからという理由での愛を伴わない結婚。貧しい子供時代を過ごしたヒロインは安定した豊な生活を送れる、理想的な結婚生活のはずでしたが、やっぱり愛情も欲しくなるパターン。なかなかヒーローの心情がわかりづらくて最後までドキドキしながら一気に読みました。面白かったです。
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モニター
貧しい生活からモデルとして成功したヒロインが、お金のために愛のない結婚をしてしまう…。でもヒーローは最初からヒロインを愛していた!! もー、歯がゆいっっったら。ヒーローも最初から気持ち位伝えなさいよーっと思ってしまいますが、とてもおもしろく読ませていただきました。 とても50年以上前に書かれた作品とは思えない。ドキドキしながら一気読み確実です。
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モニター
恵まれない環境に育ちながらも、一生懸命努力して頑張るヒロインにとても魅力を感じます。思いを寄せ合う2人の恋への不器用さがはがゆく心奪われてしまいました。
ロマンス界を代表する大御所。著名な作家だった曾祖父から物書きの遺伝子を受け継ぐ。新聞記者を経て21歳で結婚後、ロマンス作家として多くの物語を生んだ。ロマンスに関する独自の持論で後輩作家と意見を闘わせることも多々あったが、とても慕われていた。2007年、惜しまれつつこの世を去る。1980年代に書かれた長編は特に人気があり、入手困難のなか世界中のファンが彼女の本を探し求めているという。