ハーレクイン・シリーズ

塔の中のペルセフォネ
悪党にさらわれ、塔に囚われた無垢な令嬢。数週間後、帰宅した彼女の純潔は……?
二十歳になっても社交の場になじめない内気な貴族令嬢ペルセフォネ。ある日、自宅の敷地の丘で馬に乗る見知らぬ長髪の男にでくわした。顔は髭で覆われ、片眼には黒い眼帯。まさか……海賊?逃げだしたペルセフォネを、男は強靱な腕でやすやすと捕まえ、渓谷の奧の塔に閉じ込めた。ああ、きっと私に何かするつもりなんだわ!ところがハデス卿と名乗ったその男は、高い教養を持ちあわせた優雅な物腰の実に魅力的な人物だった。あなたは本当に悪党なの? 数週間後、ペルセフォネはひそかに解放され、自宅へと戻された。やがて訪れた社交シーズン。舞踏会に出たペルセフォネは紹介された侯爵の顔を見て絶句する。ハデス卿! あなたがなぜここに?
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年03月05日
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- 著者
- パトリシア・F・ローエル
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- 訳者
- 高橋美友紀
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- 定価
- 906円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33206-6
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- 書籍番号
- PHS-106
ルイジアナ州北部の森の中に建てた手作りの家に夫と暮らす。子供や養子たち、そしてたくさんの孫たちの訪問を楽しみにしている。作品は主に英国摂政期が舞台。この時代が好きな理由は、現代より価値観が明確で、名誉が重んじられたからと語る。