ハーレクイン・シリーズ
二十歳になっても社交の場になじめない内気な貴族令嬢ペルセフォネ。 ある日、自宅の敷地の丘で馬に乗る見知らぬ長髪の男にでくわした。 顔は髭で覆われ、片眼には黒い眼帯。まさか……海賊? 逃げだしたペルセフォネを、男は強靱な腕でやすやすと捕まえ、 渓谷の奧の塔に閉じ込めた。ああ、きっと私に何かするつもりなんだわ! ところがハデス卿と名乗ったその男は、高い教養を持ちあわせた優雅な物腰の実に魅力的な人物だった。あなたは本当に悪党なの? 数週間後、ペルセフォネはひそかに解放され、自宅へと戻された。 やがて訪れた社交シーズン。舞踏会に出たペルセフォネは紹介された侯爵の顔を見て絶句する。ハデス卿! あなたがなぜここに?
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年03月05日
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- 著者
- パトリシア・F・ローエル
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- 訳者
- 高橋美友紀
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年02月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33206-6
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- 書籍番号
- PHS-106
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モニター
まるで映画の中にいるような展開に胸が高まりました。ヒロインになりきってドキドキ、ハラハラ、そしてヒーローの男らしくもあり、エレガントでもあるギャップにやられました。文句なしの一冊です。
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モニター
とても面白かったです。ヒーローが体にも心にも傷があり、ヒロインへの思いはあるものの、ヒロインを思うが故に自分の全てを見せることができず、苦しんでいる姿がとても切なかったです。その一方で、自分を狙うものを突き止めようと勇敢に立ち向かう勇敢な一面もあり、とても人間らしいヒーローで好感が持てました。いつもの完璧なヒーローも素敵ですが、たまには人間味のあるヒーローもいいなと思えた素敵な作品です。
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モニター
ペルセフォネとハデスなんて、神話の世界の恋人達ですね。なんてロマンチックな設定。少女マンガを読む気分でわくわくしながら読みました。冥府の神様(ハデス)という割にはとってもやさしくて、責任感があってとっても素敵でした。この名前を名乗るなんてヒーローも結構ロマンチストですね。長編ヒストリカルでしたが、引き込まれて一気読み。夜中までかかりましたが久々にすっきり幸せな気持ちで布団に入ることができました。
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モニター
変わらない気持ちと次第に変化していく気持ち、ヒロインの持つ心情が見事に描かれている物語! この後どうなるんだろう、どんな展開が待っているんだろうと終始ハラハラドキドキでした。
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モニター
ヒロインとヒ―ロ―の情熱的な部分もあり、ドキドキしながら読ませてもらいました。そして、いつもと違って男女の関係よりも、母と娘の愛情や信頼が築きあげられていく様子に、読んでいて心があたたまりました。
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ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
ノミネート作品では断トツで気に入っています。神話になぞらえた名前はロマンチックで私好みだし、何しろ、ヒーローが切ない系なのが、どストライクでした。(みよしー・主婦)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
人生経験でも、立場的にも百戦錬磨の侯爵が、世間知らずの無垢な女性との関係から、再び人生を楽しめるようになるあたりが、楽しめたし、感動した。(マッキー・家政婦)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
悪党に捕まって王子様が助けに来てくれるのが王道だけど、王子様がさらうっていうストーリーもとっても素敵!(ぷうちゃん・主婦)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
悪党に捕まって王子様が助けに来てくれるのが王道だけど、王子様がさらうっていうストーリーもとっても素敵!(ぷうちゃん・主婦)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
ヒーローの切なさがとても印象的で、反対に守ってやりたいと母性本能をくすぐられた。(たけこ・会社員)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
愛し合う時も、自分の体の傷を隠したがるヒーローがいじらしく、傷を気にしないヒロインとともに魅力的に感じました。(きえあや・会社員)
ルイジアナ州北部の森の中に建てた手作りの家に夫と暮らす。子供や養子たち、そしてたくさんの孫たちの訪問を楽しみにしている。作品は主に英国摂政期が舞台。この時代が好きな理由は、現代より価値観が明確で、名誉が重んじられたからと語る。