ハーレクイン・シリーズ
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ジェイムは結婚生活に絶望していた。 まだ年若く、世慣れていない彼女にとって、 裕福でハンサムで優しい夫ブレークは世界のすべてだった。 ところが彼は妻よりも仕事に夢中で、ジェイムはいつも取り残され、 寂しさを持てあましていた。 そんなときだった、夫のよからぬ女性関係の噂を耳にしたのは。 耐えきれなくなったジェイムはついに家を出るが、 直後に妊娠が発覚。だが、ブレークに知らせても返事はなかった。 それから3年。一人で娘を産み育てていたジェイムは、 近隣の僧院に引っ越してきた男性がブレークだと知り、愕然とする。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年03月20日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 小林町子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年03月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42052-7
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- 書籍番号
- PB-152 (初版R-423)
読者レビュー
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モニター
最後の文章、ジェイムとブレークのやりとりがとても印象に残りました。原文を読んでみたいとさえ思いました。恋愛に対しとても素直な気持ちは大切だなと改めて思った作品で、自分とついつい照らし合わせてしまいます。ここまで華やかな現実はそうあることではないかもしれませんが、現実にも起こり得そうな感じが良かったです。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。