ハーレクイン・シリーズ
秘書学校を出たばかりのケイシーは、就職の面接に赴いた。 大富豪キャリスター家当主の秘書に応募したのだ。 順番を待つ列には、モデルのような美女たちがずらりと並び、 採用を仕切る当主のギルがいかにハンサムで有能かを囁き合っている。 面接室に入ったケイシーは、デスクに座る男性を見て凍りついた。 端整で男らしい顔に、嘲るような冷笑を浮かべて彼女を見つめている。 ほかの候補者たちと全然違う私を、心の中でせせら笑っているのね。 上の空で面接を終えたケイシーの耳に、侮辱の言葉が響いた。 「秘書に女性としての魅力はいらないから、君に決めたよ」 ギルはそれからも、働き始めたケイシーに何かとつらく当たり……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年03月05日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 谷原めぐみ
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年02月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90310-5
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- 書籍番号
- K-300 (初版D-1168)
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モニター
ギルが度々嫉妬する事によって、ヒロインに魅かれている事がよくわかる気がします。また、意地悪な秘書のポーリーンが色々画策するわりには、すべて裏目にでて、意外と良い引き立て役になっているところが面白かったです。やっぱり最後はハッピーエンドになる物語は読んでいて安心します。
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モニター
ヒーローは強情・傲慢・へそ曲がりで、ヒロインも結構気が強く、頑固です。こんな二人が一体どうやって恋愛に発展していくの!? と思わずにはいられない、そこが醍醐味でしょうか。どちらも鎧をつけて人付き合いをするようなタイプなので、なかなか一筋縄ではいきません。だけど鎧をまとっている理由がとても切ないんです。苦しいけれど惹かれてやまない。なのに心の鎧を脱ぎ捨てられない。そんな恋に触れたい方にオススメします!
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モニター
ケイシーの過去に何があったの?とギル以上に気になってたと思います。読むスピードがいつもより早くなってたのでビックリ!しました。ギルの弟、ギルの娘たち、そしてママ・ルーク…ケイシーを信頼し愛している人達、けどケイシーの過去が気になってギルはなかなか信頼することができない。ギルも過去に色々あったから…人を信頼することの難しさを改めて思いました。
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モニター
亡くなった妻は悪妻だったというパターンが多い中、ヒーローが前妻を愛しつつ、ヒロインに惹かれていく過程が良かったです。ヒーロー、ヒロイン以外の登場人物が多彩で、それでも一気に読めるお話です。
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モニター
心理描写がとても細やかなので、物語にどんどん引き込まれいきました。優しい気持ちになれる家族愛の話です。控えめで内気だけど心優しいヒロインのケイシーに惹かれていくゴージャスなギル。脇役のジョンも良かったです。ほっこりしたり、優しい気持ちになれたり、ヒロインが幸せになれるので、安心して読めるお話でした。
シリーズロマンスの世界で今もっとも売れている作家の1人。総発行部数は4200万部を超え、各紙のベストセラーリストにもたびたび登場している。かつて新聞記者として締め切りに追われる多忙な毎日を経験したことから、今も精力的に執筆を続ける。大の親日家として知られており、日本の言葉と文化を学んでいる。ジョージア州在住。