ハーレクイン・シリーズ
領主館の囚われびと
さらうように私を連れ出した彼に、
いつしか心も奪われて──
誤解から母親失格のレッテルを貼られ、 ソーシャルワーカーに息子を取られそうになったブロンウェン。 その彼女を救ったのは、2年前に死んだ夫の兄ロレンツォだった。 音信不通だった弟の死去を知るや、イタリア貴族である彼は窮地に陥ったブロンウェンたちをかくまい、母国へ連れ出した。 やがて到着したのは、想像をはるかに超える豪壮な領主館。 いまでも彼は、こんな中世の支配者のような暮らしを……? 畏怖すら抱いたブロンウェンだが、まだその時は知る由もない。 ロレンツォが血縁である彼女の息子を跡継ぎにするために、 母子ともども囚われの身にするつもりだとは!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年03月20日
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- 著者
- ルーシー・ゴードン
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- 訳者
- 中野恵
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年03月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22363-0
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- 書籍番号
- I-2363
読者レビュー
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モニター
大人のロマンスです。初期の作品ですが、登場人物が生き生きとしていて古さを感じさせません。特にヒーローはいつもの強引なタイプで翳りのある男性ですが、とても惹き込まれました。ヒロイン共に若い時からひどく苦労してきたので、二人とも幸せになってほしいなと強く思います。
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モニター
夢も諦め苦しい現実から救い出してくれた場所は、豪華だけど違う意味で苦しい場所。その中で強く息子を守ろうとする主人公に、感情移入して入り込んでしまいました。子供は大事。でも夢も自分自身も大事だと感じました。
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雑誌記者として書くことを学び、ウォーレン・ベイティやリチャード・チェンバレン、ロジャー・ムーア、アレック・ギネス、ジョン・ギールグッドなど、世界の著名な男性たちにインタビューした経験を持つ。ヴェネチアでの休暇中、街で出会った地元の男性と結婚。会って2日で婚約し、結婚して30年以上になる。二人は3匹の犬と共にイングランド中部に暮らしている。