ハーレクイン・シリーズ
18歳で両親を亡くし、天涯孤独の身となったカレンは、 大人に見えるよう精一杯の見繕いをし、住み込みの仕事に応募した。 仕事の内容は皆目わからず、面接でもなぜか説明されない。 数日後、面接官が見知らぬ男性を連れて自宅を訪ねてきた。 そのいかにも尊大な男性こそ、広告を出した実業家のシェーンだった。 彼はカレンを見るなり「君のような小娘には無理だ」と一蹴する。 カレンが食い下がると、シェーンは衝撃の仕事内容を告げた。 彼が探しているのは、跡継ぎを産んだら即離婚する“妻”だというのだ! あきらめかけたカレンを、自宅の全焼という悲劇が襲う。 寄る辺ない彼女は、いずれ必ず捨てられる妻の役を志願した。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年03月05日
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- 著者
- フィリス・ホールドーソン
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- 訳者
- 富永佐知子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年02月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22362-3
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- 書籍番号
- I-2362 (初版L-45)
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モニター
シンデレラストーリー × 年の差カップル のハーレクインらしい設定だけど、ヒーローとヒロインの未熟さがストーリーに現実味を与えているような気がします。嫉妬したり、誤解からすれ違ったり、相手のために最良と思える行動を読み間違ってしまったり…読んでいて、やきもきさせられましたが、応援したくなる二人でした!
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モニター
とにかくヒーローがヒロインのことが「好きで好きでどうしようもない」というところがいいです。あまりにも若いヒロインを手放すことができずに苦しむ様子は、逆に微笑ましいくらいです。お互いに想い合っているのがわかるので、安心して最後まで読めました。
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モニター
年の差カップルのお話です。個人的には好きなストーリーだったので一気に読んでしましました。ヒーローがヒロインにメロメロで、子どもだ! 小娘だ! と言いながらも一途に愛している姿は微笑ましくもありました。
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モニター
とってもリリカルでほのぼのしたお話に心がほっこりしました。帯を読んでう~ん契約結婚かぁ、ありがちなんだよね~と思って読み始めましたが、進むにつれていい意味で裏切られ、一気に読み切ってしまいました。作者の1982年のデビュー作とのことですが、古さを感じさせない作品でした。ぜひ手に取って読んでほしいです。またもっとこの作家の作品が読みたいと思いました。
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モニター
天涯孤独な18歳と裕福な実業家。玉の輿かと思ったら、ヒロインは大学教授とキュレーターの一人娘だから、インテリジェンスな家庭のお嬢さん。だからテーブルマナーも身についていて、お似合いのカップル。全体が二人の恋情一直線。ヒロインの無鉄砲さや自己中心的な幼さと、ヒーローの一目ぼれ&情熱VS分別との戦い(?)とのコミカルな対比が読ませる一冊。
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
初めての作家さんです。場人物がすべて実直で思ったことを口にする所とヒロインが素直で、駆け引きをしないストーリーにとても魅力を感じました。好きな作家さんになりそうです。(風花・専業主婦)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
作品全体に流れる優しさが好きです。激しいロマンスもいいですが時にはこういうお話を読むとホッとします。(昔の少女H・専業主婦)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
ささいなことから誤解したり、すれ違ったりと現実でも起こりえる状況に切ない気持になりました。(ミダヤン・家事手伝い)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
ヒロインのことが好きすぎて、ヒロインに誤解されるような言動をしてしまうヒーロー。ヒロインより、ヒーローの方の切ない愛に共感できました。
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
ヒーローが、態度では見え見えなのに、プライドが邪魔して、ヒロインにかけるべき言葉をかけそびれて、誤解が誤解を呼ぶループが切なくて楽しかったです。(Maddy)
結婚50周年を祝う金婚式をとうの昔に迎えたという彼女は、作家としても女性としても、愛については大ベテランだと自負している。6人の子どもを育て上げたのち、カリフォルニア州サクラメント市が提供していた執筆クラスに参加。5年後に書き上げた『薔薇はつぼみのままで』で、ついにロマンス小説家としてデビュー。以来精力的に執筆を続けている。