ハーレクイン・シリーズ
癒されぬ傷
お堅い牧師の娘が恋をし、捨てられた。その身に残ったのは心の傷だけではなかった。
ひと夏を親密に過ごした相手に裏切られたレイチェルは、看護婦として働く傍ら、そのとき宿した子を一人で育てていた。あるとき、職場の病院にたたずむ背の高い男性に目を奪われた。それは、あの夏の日、“ぼくの人生にきみは必要ない”という言葉を残して町を去っていった、マックだった。彼に傷つけられ、やるせない思いに苦しんできたのに、いざ再びそのハンサムな顔を目の前にすると、レイチェルの胸は痛みと同時に高鳴りを覚えた。そんな心の動揺を見透かすかのように、マックが甘く優しい言葉を投げかけ、彼女の心をさらに掻き乱した。どうせ体が目当てに決まっているわ。これ以上近づかないで!二度と傷つきたくない彼女の心が、警鐘を鳴らした。だがその音は、彼の耳には届かない……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年12月20日
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- 著者
- メッツィ・ヒングル
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- 訳者
- 西江璃子
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-50971-9
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- 書籍番号
- D-971
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