海兵隊大尉リード・ハンターは、感情を表に出すのが苦手。そのせいで、結婚式直前になって、婚約者に捨てられたのだ。「心のない人とは結婚できないわ」と言われて。以来、リードは女ぎらいで通してきた。ところがある日、国防総省に呼びだされ、政府系の秘密機関である高名な<ペルセウス>のモーガン・トレイハーンから命令を受ける。エボラウィルスの調査でザイールに向かうドクター・ケイシー・モローの護衛が任務だ。生物兵器を利用しようとしているテロ組織<ブラック・ダウン>から彼女を守らなければならない。リードは女性がそんな危険な任務につくことに抵抗を感じた。だが、ケイシーの温かく遠慮のない態度に、リードは自分の心が開いていくような気がしたが……。