ハーレクイン・シリーズ
「裁判所に訴えて、子供たちを認知してもらうわ」 ベルは震えながら、クリスト・ラベッリに向かって宣言していた。 彼の父親ガエターノの別荘で、母は家政婦として長く仕えてきた。 館の主を愛し、5人の子をもうけ、日陰の身にずっと甘んじたまま。 母が逝き、ガエターノも亡くなった今、父親違いの弟妹たちと遺され、 ベルは途方に暮れていた。そんなとき現れたのが、クリストだった。 彼は子供たちの存在を認めず、冷酷にも養子に出すようにと迫る。 ベルは弟妹を守るため、とっさに法廷に持ち込むと言ったのだった。 だが醜聞を避けたいクリストは、思惑を秘めた目でベルを見、言った。 「そんなに弟妹が心配なら、全員まとめてイタリアに来るといい。 この子らの面倒は僕が見よう――ただし、君が妻になるのが条件だ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年02月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年02月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13039-6
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- 書籍番号
- R-3039
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- ミニシリーズ
- 大富豪の飽くなき愛
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モニター
お互いにひかれあっているのに、今までのいきさつですれ違っていたけれど、いろいろな誤解も解け、夫婦、家族のきずなが築け、よかった~。
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モニター
私にとってこの作品は、ハーレクインを読んでいて始めて「どうなるのだろう?」と思った物語でした。正直言いましてあらすじを読んでも「?」という感じで、全く先が読めなかったのです。読み始めたら、展開が早い! それに、「あれ、ここで結婚しちゃうの? 結婚はハッピーエンドのために最後にもってくるものでしょう?」という驚きがありました。しかし、実はそこからが楽しい!! 読み始めたら先が気になって、気になって・・・。それでも我慢して、わざと2・3日かけて読みました! だってもったいない。一気に読んでしまったら、夢のような物語の余韻があっという間に消えてしまいそうで。展開が読めない物語のこの本も、もちろんハーレクインならではのラブロマンスを満喫しました。
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モニター
ヒーローもヒロインも終始誠実で、少しずつ自分の本当の気持ちや想いに気づいていく過程は、とても初々しさを感じました。どちらか片方の人物に極端に問題があるという設定でないことが、リン・グレアムの作品としては新鮮でした。ただ、巨乳でグラマーという言葉が随所に出てきて、若干腹立たしいのは私がずっと憧れている部分だからでしょうか・・(笑)
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モニター
家族など周囲の人も登場するのですけれど、印象に残っているのは主人公の2人です。最初から最後まで主人公の二人のかかわりだけで物語が進んでいるので、どっぷりと自分たちだけの世界にはまっている感じに浸れます。
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
大好きなリン・グレアムさんの作品で、ベルとクリストのやり取りも面白く、いつもながら引き込まれて、一気に読んでしまいました。(埼玉ママ)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
傲慢にもみえるヒーローが、兄弟思いのヒロインに少しずつ心を溶かされていくのがたまらない! (コタロー・会社員)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
切ない系でこの人の横に出る人はいないと思ってます。(norippi・パート)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
リン・グレアムの作品は、文句なしにいつもすてきです。特に最後にはヒーローがヒロインにひれ伏すところが!
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
家族思いのヒロインとだんだんほだされて行くヒーローのやりとりが面白かったです。でも隠し持った写真は私もモヤモヤです。
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
わかってはいるもののリンのヒーローは強引だけど男らしく素敵。ヒロインも繊細で魅力的。読んでいて情景も浮かびうっとりしてしまいます。
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
ヒーローもヒロインも優しい。素敵な人たちだ。ハッピーエンドでよかった。
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
三部作ともリン・グレアムの大ファンなのでおもしろかったです。ドラマチックでいつまでも飽きさせない内容は昔から変わらずすごいです。
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
とにかく優しい気持ちの広い男性にうっとり。(ようこ)
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
なんとも切ない境遇です。傲慢とも思えるヒーローですが・・ラストがよかったので。
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ベストロマンス大賞2015年上半期 TOP10
家族を守るための愛のない結婚。少しずつ距離が近づいていくさまが良かったです。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。