ハーレクイン・シリーズ
フランス貴族出身のエロディは無慈悲な運命に翻弄されていた。 軍人である兄の上官に異国へと連行されたうえ、 大切な家族を人質にとられ、ある企みに手を貸すよう強要された。 やむにやまれず協力したものの、その企ては失敗し、 エロディは異国に置き去りにされてしまったのだ。 今は刺繍の内職で糊口をしのぐ日々。なけなしの賃金から貯えをつくり、 人質となった家族と再会するために1日も早く母国へ帰りたい……。 そんなある日、ウィル・ランスレイと名乗るイギリス貴族が現れた。 彼は精悍な顔に怒りをみなぎらせ、不遜に言い放った! 「ロンドンまで来て、悪事を包み隠さず白状してもらおう」
-
- 頁数
- 256頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2015年02月05日
-
- 著者
- ジュリア・ジャスティス
-
- 訳者
- 富永佐知子
-
- 定価
- 906円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2015年01月20日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-33204-2
-
- 書籍番号
- PHS-104
-
モニター
ボロボロ泣きました。過酷な運命に翻弄されながら、強く生きるヒロインと、ヒロインの心の傷にそっと寄り添い、静かに見守るヒーローの優しさに感動しました。結末がどうなるのか、最後までハラハラしながら読めました。
-
モニター
ヒロインの過酷過ぎる運命に涙しました。お互いに惹かれ合いながらも、立場という壁に阻まれて、素直な想いを口にすることが出来ないヒロインとヒーロー。読んでいてとても切ない気持ちになりましたが、最後はすべてが丸く収まって良かったです。『涙のレディ』のキャロラインとマックスのその後を垣間見ることも出来て、読み応えのある一冊でした。
-
モニター
いろんなロマンス小説を読んできましたが、こんなに波乱万丈で悲惨な過去のあるヒロインは初めてでした。これでもか! と襲い掛かる試練を、自分自身の力で乗り越えていこうとする姿に脱帽です。心から幸せになって欲しいと思いました。最初は革命や戦争といった暗い時代背景が気になりましたが、ヒロインは輝かんばかりの恋をしていきます。非常にうまい構成となっておりちょっとじれったかったりもしてやきもきさせられたりして引き込まれ、気が付いたら終わりまで読んでいました。
-
モニター
ヒロインのエロディが何でも出来すぎる。冷静で頭も切れて、気が利いて、判断力、瞬発力もある。戦場で倒れた兵士の服を着て脱出するとか、すごすぎる。そのうえ情熱的だし、駆け引きも上手。ベッドでのあふれんばかりの熱情は、活字でも体温が上がる感じ。対するヒーローもただの筋肉○○じゃない。ヒロインと丁々発止の駆け引き。うまく行き過ぎの感があるが、主人公二人の魅力で十分読み進められるいい物語でした。
-
モニター
傲慢なヒーローがヒロインに惹かれるのは、ハーレクインではいつものことですが、物語の後半、ヒロインにメロメロになり自分の役目と葛藤する様子は人間味があって良かったです。
小学3年生のときから物語を書きはじめ、大学では詩集を出版し、卒業後は保険会社やチュニジアのアメリカ大使館で編集者として働いていた。海軍士官の夫について12年のあいだに7回の引っ越しを経験したあと、米テキサス州東部に落ち着く。98年に作家の登竜門ゴールデン・ハート賞を受賞し、以来、多くの読者を魅了している。現在は独立した3人の子どもたちを訪ねる一方で執筆にあたり、ジョージアン・スタイルの屋敷に夫と暮らす。