ハーレクイン・シリーズ
スージーはイギリスの田舎町で秘書をして身を立てていた。 だがあるとき、ひょんなことから世界的な実業家である ウルフ・バイナーに引き抜かれ、生活が一変する。 本拠地はニューヨーク。ファーストクラスでロンドン、パリへ。 ホテルは常に五つ星で、カリブ海へのバカンスへも同行する。 ハンサムでセクシーなウルフは、完全な独身主義者で、 世界中に愛人がいるような男だが、ボスとしては完璧だった。 どうして彼に惹かれずにいられるの……? ある夜、ついにスージーは屈した。ウルフの如才ない誘惑に。 彼女が初めてだと知ったあとの彼の反応など、思いも及ばなかった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年02月20日
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- 著者
- アン・ウィール
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- 訳者
- 松村和紀子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年02月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90309-9
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- 書籍番号
- K-299 (初版R-434)
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モニター
自立した女性という印象の反面、とても古風で愛に純粋なヒロインが、非の打ちどころがないような素敵な男性と出逢い心を奪われていく様子や、実業家ウルフの日々の生活背景など、読んでいて夢中になってしまいました。読み終わると思わずため息がもれてしまいそうなストーリーでした。
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モニター
田舎町で静かに暮らしていたスージーが 突然ヒーローの秘書となり世界中を飛び回る。華やかな展開になるかと思いきや、お互いの気持ちを隠したまま表面上は静かな毎日が過ぎていきます。昔の作品らしくコンコルドなんかが出てきて話の流れも言い回しも少し古風な感じです。未亡人でありながらバージンだったヒロインに対してのヒーローの行動がある意味コミカルでした。最後にお互いの気持ちを確かめ合うまで少しもどかしかったかな?
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モニター
お互いの本当の気持ちを伝えないまま結婚生活を続けるふたりが、とっても歯痒くてせつなくなりました。ヒロインが元プレイボーイだったヒーローを疑ってしまう気持ちには共感してしまいましたが、最後はハッピーエンドで、これぞハーレクインってかんじでした。時々時代を感じさせる表現があったりして、楽しく読むことができました。
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モニター
ウルフには3人も愛人がいて、ヒロインは悲しい想いをさせられるのかと、読み始めはドキドキしましたが、スージーの事が気になりだしたら、女性関係をキッパリ整理するのはカッコイイなと思いました。1度目の結婚が、不幸に終わったスージーに「幸せになってね」と、エールを贈りたくなる物語です。
ロマンス界を代表する大御所。著名な作家だった曾祖父から物書きの遺伝子を受け継ぐ。新聞記者を経て21歳で結婚後、ロマンス作家として多くの物語を生んだ。ロマンスに関する独自の持論で後輩作家と意見を闘わせることも多々あったが、とても慕われていた。2007年、惜しまれつつこの世を去る。1980年代に書かれた長編は特に人気があり、入手困難のなか世界中のファンが彼女の本を探し求めているという。