ハーレクイン・シリーズ
シンデレラの円舞曲
愛の国モーガンアイル Ⅱ
身分を明かせぬまま、
円舞曲(ワルツ)にのせて恋は走りだす。
リジーはモーガンアイル国王妃に仕えている。普段はひっつめ髪に眼鏡をかけ、地味なスーツに身を包んでいるが、今夜はコンタクトレンズを入れて金色のドレスをまとい、ブロンドの髪を下ろして宮殿に足を踏み入れた。なんといっても今宵は、建国五百年を祝してパーティが開かれるのだ。あまりの変身ぶりに、リジーの正体に気づく者は誰一人いない。そんな彼女をダンスに誘ったのは、国王の弟イーサン王子だった。イーサンも他の者同様、リジーが誰なのか気づいていない様子だ。本来なら、一介のスタッフが王子とダンスを踊るなどもってのほか。でも……今夜だけはいいんじゃない? ひとときの夢を楽しんでも。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年07月05日
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- 著者
- ミシェル・セルマー
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- 訳者
- 山口絵夢
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51313-7
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- 書籍番号
- D-1313
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- ミニシリーズ
- 愛の国モーガンアイル
ヨーロッパの小国モーガンアイルを舞台にした三部作〈愛の国モーガンアイル〉二話目をお届けします。仕事の虫リジーはどんな愛を見つけるのでしょうか? 来月は最終話。これまで兄たちのロマンスを見守ってきたソフィーの登場です。