ハーレクイン・シリーズ
その日、ルイーザが美しいギリシアの島を訪れたのは、 幼い息子の墓参りのためだった。 17歳の夏。旅行客だった彼女は、島の権力者の息子であるアンドレアスと恋に落ち、すぐに妊娠、結婚した。 しかし、結婚生活はわずか2年で息子の死とともに終わったのだ。 つらい記憶は今もルイーザを苦しめている。 そんな想いを振り払い、久しぶりにフェリーからかつて暮らしたギリシアの島に降り立ったルイーザは愕然とした。 不在を確認したはずなのに、なぜアンドレアスがここにいるの? 5年前の別居以来、一度も会わなかった憎くて愛しい夫。 彼女の胸は狂おしくかき乱されていた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年02月05日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 萩原ちさと
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年01月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90305-1
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- 書籍番号
- K-295 (初版R-2359)
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モニター
5年も別居しながらも、妻と別れる気がないアンドレアス。彼の両親とのやりとりで、妻のルイーザが悪妻なのかと印象を抱きましたが、場面が変わり、ルイーザの描写になると、彼女の悲しみがとても可哀想で、二人のすれ違いが、とてももどかしく感じました。どうなってしまうのだろうと、先が気になり一気に読んでしまいました。
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モニター
私が『愛と悲しみの丘』に出会ったのは、宮花みん先生のコミカライズがきっかけでした。再び小説の形で出会う事ができ、感激です!! ミシェル・リードの巧みな筆致によって、子どもをなくしたルイーザの悲しみと、別れてもなお想うアンドレアスへの愛が、ギリシアの島の美しい情景とともに浮かび上がります。お互い想い合っているのに、様々な誤解の末にこじれてしまった二人が、切なすぎる! まあ、どっちもどっち? って気がするんですけど……。別れてもなお2人の間に漂う情熱に、皆さんもあてられちゃって下さい!!
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モニター
届いた本をみて驚きました。前に出た時に買って今もたまに読み返してる本だったからです! 子供の死によってうまくいかなくなってしまったふたりを思って切なくなったり、再会後に暴走するヒーローにさすがギリシア人だ!!と感心したりついつい何度でも読み返してしまう切なくも熱いステキなお話です。
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モニター
この話は私の一押しです!! プレイボーイが多いハーレクインの中で、こんな一途な男性がいたなんて。是非是非、読んでみてください。せつなく、もどかしく、でも熱く、うっとりするお話です!
5人きょうだいの末っ子としてマンチェスターで育つ。現在は、仕事に忙しい夫と成人した2人の娘とともにチェシャーに住む。読書とバレエが好きで、機会があればテニスも楽しむ。執筆を始めると、家族のことも忘れるほど熱中してしまう。