ハーレクイン・シリーズ
庭師の娘がついた嘘
ギリシアの恋人 Ⅳ
彼は知らない──
秘密の一夜がもたらした命の存在を。
パーティ会場で、ひときわ眩しい長身で浅黒い肌の男性に気づき、 ジェマは息をのんだ──ガブリエル! 狂おしい記憶が胸を締めつける。 6年前、片想いしていた御曹子ガブリエルと結ばれた、夢の夜。 だが彼は、庭師の娘とのスキャンダルを恐れ、 ジェマを手に入れたとたん冷淡になった。 妊娠に気づいた彼女は黙って屋敷を去り、孤独の中でサンチアを産んだ。 私には忘れられない一夜でも、彼にとってはつかの間の情事。 まさかサンチアが自分の娘とはガブリエルは夢にも思わないだろう。 再会した元使用人の娘がシングルマザーだと知って同情したのか、 ガブリエルは唐突に言った。「ぼくの個人秘書にならないか?」 ところが、それは思いがけない条件付きで……?!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年02月05日
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- 著者
- フィオナ・ブランド
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- 訳者
- 大田朋子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年01月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51645-9
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- 書籍番号
- D-1645
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- ミニシリーズ
- ギリシアの恋人
ロマンス小説を書くことを除けば、わたしの人生はごくごくありふれた平凡なものよ、と彼女は言う。作家としてデビューする前は、8年間ニュージーランドの林野局に勤務していた。現在は2人の息子とともに、亜熱帯魚釣りやダイビングが盛んなベイ・オブ・アイランズに暮らす。