ハーレクイン・シリーズ
名門ブラボー家のケイレブは、有能でありながら控えめな住みこみ家政婦のイリーナのおかげで、奔放な独身生活を謳歌していた。ところがある日、 帰宅して目にしたのは、荷物をまとめて家を去ろうとする彼女の姿だった。 移民資格が認められず国外退去になると話すイリーナに、完璧な家政婦を失いたくない彼は思わず提案した──2年間という期限つきの偽装結婚を。
ケーキ職人として働きながら、独りで4歳の息子を育てているレイチェル。 つましく暮らす彼女の前に、ある日、薔薇の花束を持った男性が現れた。 5年前、大恋愛の末にレイチェルの心を引き裂いて姿を消したケイドだ。 この胸の痛みは怒り、それとも未練? 心の動揺を隠しきれない彼女に、 ケイドが尋ねた。「君は今、幸せか?」今さらなぜそんなことを訊くの?
美しきギリシア人のアレックスと仕事をともにして2年。美人の恋人がいると噂の世慣れた彼を愛してしまったリースは、大きな決断をしなければならなかった。仕事を辞め、彼にさよならを告げるのだ。振り向いてもらえないと知りながらそばにいるのは、あまりにもつらいから。夜ごと涙で枕を濡らし、いよいよ心を決めたリースは、最後の仕事へと向かうが……。
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- 頁数
- 368頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年01月20日
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- 定価
- 1,284円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年01月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80523-2
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- 書籍番号
- V-23
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モニター
最初の2作は、悲しい過去を抱えながらも前を向いて生きていこうとする強いヒロイン。結構現実的な話でもありますが、ヒロインが辛い時に現れたヒーローの包容力に心が温まります。3作目は、かわいらしいお話。心がほっこり癒される大人のおとぎ話のような作品です。
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モニター
1冊で3つの愛のストーリーを楽しめます。愛を素直に表現するってこんなにも難しいもので、伝えることが出来ないのも愛があるからこそと感じました。愛って素敵!愛されたいし、愛したい! バレンタインにぴったりな1冊です。
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モニター
始まりは???でしたが、読んでいるうちに後の話が気になり、一気に読んでしまいました。ドキドキしたり驚いたりと読み応えのある作品でした。
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モニター
三話ともロマンスに障害のある話でヒーローが個性的で面白かったが、ロマンスの好み的には『花嫁は家政婦』が一番幸せを感じられた。多分ヒーローに信頼できる誠実さを感じたからではないかと。偽装結婚からお互いに一緒にいたいと思えるようになるまでが丁寧に描かれている。ラストもすんなりハッピーエンドではなく自分の心と向き合って、夫婦としてだけではなく個人としての心の成長も垣間見えて面白かった。あとのニ作はヒーローについ不信感を抱いてしまう設定で、まんじりとせずにラストを迎えた。特に『愛のシナリオ』は、演技と現実がごっちゃ混ぜなヒーローで、凝って面白いストーリーながら腹立たしさが残った。
大型書店やUSAトゥデイ紙のベストセラーリストにたびたび登場する。RITA賞に2作品がノミネートされ、ロマンティックタイムズ誌でも賞を獲得した実力の持ち主。ロマンス小説家になるまで、女優、店員、ビルの管理人など、実にさまざまな職業を経験している。すべては作家という天職に巡り合うための人生経験だったと振り返る。オクラホマ州に家族とともに住む。
アメリカ、カリフォルニア州の小さな町で生まれ、10代から20代前半は南アフリカなどの海外で過ごす。イギリスに滞在中、ロマンス小説に出合い夢中になった。文学修士号を持ち、現在は教師をしている。夫と幼い2人の息子とともにシアトル在住。ハッピーエンドの物語が好き。
17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会う。帰国後大学で、数多くの外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。アメリカのユタ州ソルトレーク・シティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。