ハーレクイン・シリーズ
17歳のキャシーは両親を相次いで亡くし、家も財産も失った。 遺されたものはといえば、父と乗るはずだった客船の切符だけ。 キャシーはその切符でギリシアの島を訪れた。 そんなよるべない彼女に、ある男性が助けの手を差しのべる。 アダム・カナリス──アテネに造船所を持つ船舶王だ。 キャシーは彼の白亜の豪邸へ招かれ、美しい部屋を与えられた。 それは、アダムに結婚を迫るある女性を退けるために、 彼の婚約者の演じる見返りだったのだが、 まだ若く純粋なキャシーには、荷の重い役割だった。 ましてや、ずっと年上で近寄りがたいほどハンサムなアダムを、 ほんとうに愛してしまったあとでは──。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年01月20日
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- 著者
- アン・ハンプソン
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- 訳者
- 高木晶子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年01月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13034-1
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- 書籍番号
- R-3034
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モニター
ヒロインがまだ17歳という若さなのに、スタートから不幸を背負うが、旅先で出会う人々に助けられて自分の生きる道を見つけていく姿が読んでいて引き付けられる物語です。ギリシアの島の描写が、その場所に行ったことがない私にもその場にいる気分を味あわせてくれる作品です。また、アダムの姪たちが可愛らしく物語に欠かせない花を添えてくれてます。
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モニター
絶望の底にいた主人公があることをきっかけに人生が変わってしまうような経験をする…まるで自分がティーンエージャーに戻ってしまったかのように、ドキドキしながらあっという間に読み進めてしまいました。
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モニター
ヒロインは17歳と若くて純真でとってもかわいらしい女性。その反面、継母にかみつく強さもあります。ヒーローはずっと年上で落ち着いているタイプ、ヒロインの魅力にメロメロなのが随所に表れてました(でもヒロインは気づいてません)。悪役が少々役不足な感じが残念でしたが、全体的に楽しめました。
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モニター
初めての作家さんでしたが、引き込まれてあっという間に読み切りました。幸薄いヒロインに頼りになるヒーロー…。ありきたりですが楽しめました。ただラストがテンポ良すぎてあっという間すぎ。もっとじっくり読みたかったです。でもとても良かったです。
元教師。旅行好きで、各地での見聞をとり入れて小説を書きはじめたところ好評を博し、ついに教師を辞め執筆活動に専念することにした。物語の背景として選んだ場所へは、必ず自分で足を運ぶことをモットーとしていた。70年代から活躍し、シリーズロマンスの黎明期を支えた作家の一人。