ハーレクイン・シリーズ
両親と死に別れて天涯孤独となったエマは、 夫婦で宿屋を営む元乳母のもとで、料理番として働いている。 あるとき、ロンドン社交界の花形貴族のベネディクトが、 長逗留のための荷物をたずさえ、颯爽と現れた。 最高の花婿候補として、浅はかな女たちに追いかけ回されることに疲れ、 この片田舎で羽を伸ばそうとやってきたのだろう。 美しい黒髪にバイオレットブルーの瞳をした彼が持つ品格に圧倒され、 エマは思わず華やかな舞踏会で彼にエスコートされる自分を夢想した。 だがすぐに、現実の我が身を振り返り、恥ずかしさに頬を染めた。 しがない料理番が上流階級の彼に恋しても、惨めな思いをするだけ……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年01月05日
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- 著者
- アン・アシュリー
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- 訳者
- 田村たつ子
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33203-5
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- 書籍番号
- PHS-103 (初版HS-245)
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モニター
「ヒストリカルはロマンティックでないと!!」と思っている方にお勧めです。知り合いの不審な死に疑問を持ったヒーローが、その解決に乗り出すところから物語が始まります。裕福で家柄も申し分なく、しかも知的でハンサムなヒーローはハーレクインの登場人物にふさわしい男性です。そしてヒロインは不幸な境遇にもめげず、自分の力で人生を切り開こうとする美しい女性です(何も文句のつけようのない2人ですね)。薄気味悪い事件や身分違いの壁があったり(しかしヒロインは訳ありの料理番です)、途中で二人の恋路もあちらこちらに乱れハラハラドキドキします。そして、感動の結末へ……やはりヒストリカルはロマンティックが1番だわ~と読み終えた後、そう思いました。
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モニター
可愛らしいハートウォーミングな物語でした。スリリングな展開、恋愛のハラハラする展開もあり、ヒーロー、ヒロインはもちろん、出てくる登場人物が親しみやすくとても読みやすかったです。
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モニター
ヒロインが、よくいるうじうじ悩むタイプではないので個人的には好感が持てました。内容は一応ミステリー(?)だけど、周りは良い人が多いのであまりハラハラしなかったのが残念だったかな・・・。
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モニター
イギリス貴族のヒーロー、とてもカッコ良くてクラクラきてしまいました。身分違いの恋、ミステリーといろんなことがぎゅっと詰まった作品であっという間に読めてしまいました。もう少しロマンス部分が多ければなお良いのですが...。
イギリス中部レスターシャーで生まれ育つ。幼い息子たちを寝かしつけるときに役立った物語を作る才能が、ヒストリカル・ロマンス小説の分野でも開花した。趣味はガーデニングで、自宅の庭を開放することも。イギリス南西部に在住。