ハーレクイン・シリーズ
愛なき花婿
愛と裏切りのコネリー家 Ⅹ
お金と夜のためだけの結婚が、これほどつらいものだったなんて。
彼にだけはこんな姿を見られたくなかった。食堂(ダイナー)に現れたセス・コネリーに近づきながら、リンは思った。詐欺師にだまされ莫大な借金を背負ったせいで、毎日働きづめだ。きっとやつれてひどい姿に違いない。案の定セスはリンの様子に気づき、事情を聞き出すと、仰天するような提案をした。「君の夫として、借金を返済しよう」リンは少女のころからセスを想ってきた。できればイエスと答えたかったが、人助けのためにプロポーズしただけかもしれない。だが「これは本当の結婚なの?」という問いに、セスは熱い目をしてうなずいた。リンの胸に喜びがあふれた。うぶな彼女は気づかなかったのだ。〝本当の結婚〟とは、愛しているという意味ではないことを。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年10月20日
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- 著者
- キャサリン・ガーベラ
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- 訳者
- 佐藤利恵
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-51008-3
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- 書籍番号
- D-1008
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- ミニシリーズ
- 愛と裏切りのコネリー家
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