ハーレクイン・シリーズ
買収攻勢にさらされた女性用のシェルターを守るため、 チェイスは買い手の〈AMホールディングス〉に赴いた。 そこへ現れたのは、若き経営者アレッサンドロ・モレッティ。 かつてチェイスが愛し、清い関係のまま別れた相手だった。 8年前のあの日、自分には夫がいると告げ、真実を隠したまま、 チェイスはアレッサンドロの前から姿を消したのだった。 もう私のことなど覚えていないはず……そう思っていたのに、 彼はいまだくすぶる、当時の恨みを忘れていないようだった。 この好機を逃すものかとでも言うように、アレッサンドロは言った。 「僕と寝れば、シェルターは存続させてやってもいい」と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年12月20日
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- 著者
- キャシー・ウィリアムズ
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- 訳者
- 町田有鈴
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年12月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13024-2
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- 書籍番号
- R-3024
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モニター
悲しい過去を持つヒロインと、彼女を忘れられず、素直になれないヒーローと、2人の心の葛藤に切なくなります。でも、ラストは、大号泣。いま流行りの壁ドンも冒頭出てきて読み応えありです。
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モニター
8年前に出会っていた男女が再び出会い、お互いが運命の人であったことも気がつかず、傷つけあう。読んでいて、心がキュッとしてくるストーリーだった。一つ嘘をつくと、その嘘を隠すためにもう一つ嘘を重ねていかないといけないチェイスの気持ちが、痛いほど伝わってきた。
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モニター
毎日夜に読んでいたのですが、毎日これから主人公どうするのかな? えっ?とドキドキしていました。嘘からの愛人契約でチェイスが苦しめられていくところが、これからどうするの? どうなるの?って感じで面白かったです。
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モニター
最後まで、それぞれにせつないチェイスとアレッサンドロの気持ちを思い、はらはらしました。ありがちな『愛人命令』ではない、しみじみとした魅力のある物語です。
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モニター
このストーリーは社会問題なども背景に絡んで、簡単なラブストーリーで終わらない、とても興味深い展開でした。そしてヒロイン・チェイスの重く暗い過去が解き明かされるにつれ、幸せになって欲しいと強く願うのですが、ワンマンで自信に満ち溢れたなアレッサンドロにはその思いがなかなか届かず、問題は複雑に誤解を生じ…。最後の最後にパズルのピースがそろう結末は、見事でした!
トリニダード・トバゴの出身で、トリニダード島とトバゴ島、2つの島で育つ。奨学金を得てイギリスに渡り、1975年にエクスター大学に入学して語学と文学を学んだ。大学で夫のリチャードと出会い、結婚後はイングランドに暮らす。現在は中部のウォリックシャー在住。夫との間に3人の娘がいる。