ハーレクイン・シリーズ
出生時に母を失い、父も知らずに育ったマリアは、 母方の伯母のもとで、召使い同然に働かされていた。 そんなある日、さる客人の口から衝撃の事実を漏れ聞く── なんと、死んだ母はどこぞの名高き公爵の妻だったというのだ! しかも、母が所有していた領地は娘のマリアに遺された、と。 私は名もなき娘などではなかった。ああ、すぐにでも父に会いたい。 居ても立ってもいられず、まだ見ぬ領地へと馬を走らせたマリアだったが、 不運にもカーカム侯爵ニコラスの駆る馬と衝突しかけ、落馬してしまう。 怪我の手当てを申し出た彼をマリアが警戒する一方、 姓を明かさない謎めいた彼女に、ニコラスはただならぬ興味を抱き……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年12月05日
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- 著者
- マーゴ・マグワイア
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- 訳者
- すなみ翔
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年11月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33201-1
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- 書籍番号
- PHS-101 (初版HS-214)
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モニター
今日は少しだけ、と読み始めましたがすっかり夢中になって結局一日で読んでしまいました。召使扱いだったマリアが旅立つシーンに心が動きました。毎日の生活に物足りなさを感じている人は必読だと思います。
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モニター
ラスト30ページはドキドキしながら読みました。要所要所でマリアを救うニコラスと、守られているだけではないマリアにそれぞれの愛を感じました。
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モニター
この本を読む前に真崎春望先生のコミックスを読んでいたので内容は知っていたのですが、本の厚みになかなか手がつけられませんでした。ところが、読んでみるとあっという間に読み終えました。特にコミックでは描かれていなかった場面がたくさん! 本当にシンデレラストーリーです。
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モニター
今まで読んだハーレクイン小説の中で一番、艶と熱がありました。下働きのマリアが自分の高貴な出自を知り脱走します。道中で出会うニコラスは、とんだエロハンサムです。隙あらばヒロインを何度も誘惑して危険な雰囲気むんむんに。マリアの正体が彼にバレてからは立場が対等になり、愛の駆引きにスリルが増す。だがニコラスの仕事はマリアの父親の身辺を探ること。仕事と恋に揺れる男性の心理の変化が丁寧でときめきますよ。
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モニター
やっと幸せを掴みかけたヒロインと、強引でひねくれたヒーロー。ヒロインに魅かれながらも地位と名誉を重んじるヒーローの態度にイラッとするところもありますが、ヒロインに対する思いに気づいた後のヒーローの態度が強引でドキドキしました。とても楽しく読めました。
どこへ行くにも本が手元にないと落ち着かないというほどの読書家。お気に入りはスタインベックやディケンズだが、もちろんロマンス小説も欠かせない。ヨーロッパ旅行で多くの史跡を見て回ったことがきっかけで作家を目指した。歴史の学位を取るために大学に戻り、小説よりも奇なる史実がたくさんあることを知ってますます執筆熱が高まった。看護婦として、またボランティア・ワーカーとして精力的に活動してきたが、現在は小説を書く仕事に没頭できて幸せだと語る。