ハーレクイン・シリーズ
幼くして両親を亡くし、心優しい叔母に引き取られたヘレン。 ある日、叔母が全財産を預けていた銀行が破綻し、無一文に陥った。 明日のパンにも困る暮らしを覚悟したとき、とある招待状が届く。 差し出し人は、叔母の一族の長である伯爵、ブリッジミア卿。 人嫌いで有名な彼だが、クリスマスだけは親戚を集め、施しをするという。 叔母さまはそんな会には参加するまいと毎年招待状を捨てていたけれど、 生きるためには、ブリッジミア卿にすがるしかないわ! ところが、いざ伯爵邸に着いたとたん、叔母が旅の疲れで倒れてしまい、 慌てたヘレンは近くにいた従僕に助けを求めた── じつはその“従僕”が、この屋敷の主、ブリッジミア卿とも知らずに。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年12月05日
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- 著者
- アニー・バロウズ
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年11月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33200-4
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- 書籍番号
- PHS-100
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モニター
読んでいてとても清々しい気分になれる作品です。何といっても主人公のヘレンが可愛い! 美人なのに自分ではそうは思っておらず、素直で考えていることがすぐ顔に出る。カッとなると立場も忘れてくってかかり、すぐに反省して落ち込む(笑)。でも、自分が悪いと思ったらちゃんと謝りに行く! 心から共感し、応援したくなるまっすぐなヘレンと伯爵。二人の情熱に、元気をもらえること間違いなしです。
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モニター
主人公たちの気持ちがそれぞれ書かれているので、読者としては2人がすれ違うのが「ああっ、もうっ!」ってもどかしくなる感じでした。クリスマスの季節の心温まるヒストリカルでした。
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モニター
最初の印象がよくないだけに誤解も多くて、続きが気になり読み続けていました。ヘレンも心優しい女性だというのが印象に残りました。
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モニター
クリスマスシーズンにピッタリのお話です。お互いに相手への誤った先入観のために、誤解が解け相手に惹かれるようになっても、なかなか素直に思いを伝えあえません。さらに、ヒロインが育ててくれた伯母の足手まといにならぬ様に、家庭教師として生きて行く、その寂しい未来の為に、城での小さな出来事一つ一つを思い出として心に刻もうとする様子に、思わず涙してしまいました。最後には、クリスマスらしいお膳立て、ダンスや宿り木・子供たちやヒーローのとんでもない愛犬によって、素敵なハッピーエンドを迎えます。
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モニター
アニー・バロウズさんの作品は大好きな作家さんの一人なので必ず読んでます。最後の伯爵のプロポーズがよかった。まだほかにもいいところがありましたがこのあたりがよあったです。
つねに本を読んでいるか、頭の中で物語を創作しているような子供だった。大学卒業後の進路を決めかねていたとき、数学専攻のハンサムな男性と出会い、結婚する決心をしたという。長年、子育てを優先してきたが、自分の頭の中にある物語に興味を持つ人がいるかもしれないと思い、小説を書きはじめた。