ハーレクイン・シリーズ
出張先のホテルで予約に手違いがあり困っていたルースは、 ホテルの経営者で大学時代の同級生、ベンと偶然再会した。 ルームメイトの恋人だった彼の変わらぬ姿に、ルースは胸騒ぎを覚えた。 8年前、ルームメイトに連れられ、ベンの誕生パーティに出席したが、 ホテル王の子息である彼を取り囲む人々はみな派手好きで、 居場所のないルースは独り図書室へ逃げこんでやり過ごそうとしていた。 そこへベンが現れ、パーティが苦手な彼女に同調したかと思いきや、 突然唇を奪ったのだ。お堅くてつまらない私に、なぜキスなんて? しかも彼は友達の恋人……。純粋なルースは驚きと怖さで逃げ出したのだ。 それっきりだったベンと、今夜、彼の豪華ホテルで同室になるとは!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年12月20日
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- 著者
- ソフィー・ペンブローク
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- 訳者
- 清水由貴子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年12月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22351-7
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- 書籍番号
- I-2351
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モニター
一夜をきっかけに因縁の二人が惹かれあっていくのがとてもドキドキしました。責任感を背負い込み必死に一人で闘おうとするルースの姿がとても胸に刺さり、またそんな彼女をなんとかして助けようとして気付けば彼女に惹かれているベンも魅力的に感じました。
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モニター
再会してからキスを交わしベッドを共にするまでがお話の3分の2近くかかるので、それまでのじれじれ感、ヒーローとヒロインの心理描写が丹念に描かれていたと思います。その後も気持ちのすれ違いが続き、お互い一時的な付き合いだと思い込んでいるのが切なかったです。でも2人が自分を見つめなおし、人生の変化を受け入れるところがとてもよかったです。
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モニター
この作品は、私が知っているハーレクインの物語とはちょっと雰囲気が違っていました。もちろん、読みやすく先へ先へを読みたくなる気持ちは湧き出てきます。しかし、何が違っているのか・・・。読んでいるうちに気が付きました。物語のテーマがリアルなのです! 主人公の立場、ロマンスの相手の地位。それはやはり一般人である私にはかけ離れているのですが、2人の学生時代の出来事、その経験から相手に対する不信感、再び出会ってお互いに探りをいれている状況。この2人の関係はどうなるのだろう? と思わせる展開に、何となく現実にありそうなアクシデント! もし自分だったらどうしよう、と思わず考えてしまいました。リアルなテーマに、夢のようなラストが待っているから、それはやはりハーレクイン! 読み終わってホッとしました。
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モニター
ホテル王の子息のベン。友人の恋人だったベン。8年ぶりの偶然の再会から、ルースのなかでよみがえる気持ちにきゅんとしながら読みました。ベンとルースの成長、結末に心がほっこりしました。
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モニター
今日こそ2人の関係が・・・。いや明日こそ・・・。ドッキンドッキンしながら読みましたよ。ヒロインの妹最高!!
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モニター
何よりも家族のことを優先してきたヒロインが最後になって、自分のことを第一に考えて行動したことが本当に良かったと思いました。単なる恋愛だけの内容でなく、いろいろと考えさせてもらえる話でした。
学生時代にロマンス小説と出合い、のちにランカスター大学で英語の学位を取るために夜どおしハーレクイン小説を読んだ。それがきっかけで、ハッピーエンドの信奉者となった。自著ではみずからが住んだことのある土地を題材にすることが多く、イングランドの郊外の町に漂う気取ったユーモアやウェールズの山々の野性味、ロンドンの夏の熱気や緊張感を好んで描く。また、主人公たちにお城でキスをさせる傾向があると語る。