ハーレクイン・シリーズ
春色に染められて Ⅲ
花嫁の庭
長い間いつくしみ育ててくれた義父が余命いくばくもないという。シェリーは、迎えに来た義兄のミッチェルに連れられ、取るものも取りあえず、あわただしく帰郷した。義父のために、できることがあればなんでもしたい……。だが、ミッチェルのやりかたはあんまりだった。とつぜん一方的に、シェリーとの婚約を宣言したのだ。
ライアンの春休み
画家を目指す女学生のライアンは、芸術大学の友人の招待で、春休みの間、彼の故郷の家にある画室を借りることになった。静かな田舎で絵の制作に打ち込めると意気込んで出かけたものの、友人の兄グラントは歓迎してくれない。どうやら金目当てに弟とつきあっている恋人と誤解されたようで、楽しみにしていた春休みは、一転してひどいものになってしまう。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年03月20日
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- 定価
- 1,005円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-81558-3
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- 書籍番号
- PB-58
読者レビュー
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ニュージーランド生まれ。三児の母。若いころ、秘書学校を卒業してすぐ友人とともに客船で対岸のオーストラリアにわたり、働いてためたお金で車を買って大陸の旅をした。その旅先で二人とも生涯の伴侶を得たというロマンスの主。
一九七八年にイギリスでデビューして以来、これまでに刊行された作品は実に百冊を超える。十四歳のころからロマンス小説に傾倒し、作家になることを決意した。物語を書き進めるうちに徐々に主導権が登場人物に移り、いつのまにか彼らが自由に物語を紡ぎはじめるのだという。