ハーレクイン・シリーズ
偽りの伯爵夫人
彼女を誘惑し、愛人にする。
公爵の企みは麗しき女スパイのもくろみと交錯し……。
南仏育ちのマーガレットは意気揚々とイギリスへやってきた。亡き叔母を冷たく締め出した社交界の面々に一泡ふかせるためだ。結婚しなくても叔母の遺産で暮らしていけるし、ある出来事のせいで男性不信に陥ってもいた。マーガレットは身分を偽り、舞踏会場へ乗り込んだ。でも、まさかあのときの男性と再会するなんて……。ジャイルズはその夜、舞踏会で出会ったド・グルネル伯爵夫人を摂政皇太子をつけ狙う暗殺者ではないかと怪しんでいた。妖艶な女スパイなら敵の目を欺くことはたやすい。彼女を誘惑して愛人にしたら、正体を暴けるかもしれない。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年03月05日
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- 著者
- アン・ヘリス
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- 訳者
- 井上碧
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- 定価
- 954円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-32354-5
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- 書籍番号
- HS-354
読者レビュー
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イギリスはケンブリッジに住んでいるが、冬のあいだは夫とともにスペインのジブラルタル海峡に面したマラガのリゾート地で過ごすことが多い。青い海の白い波頭を眺めながら、涙あり笑いありの、ロマンチックな恋物語の構想を練るという。イギリスではすでに三十作以上の著作があり、うち十数冊はハーレクインのミルズ&ブーン社から刊行されている。