ハーレクイン・シリーズ
初恋の忘れ物
ようやく捜しあてた娘の父親。
でも彼はあまりにも変わりはてていた。
ミッチ・ヴァレンタイン――高校を出て路上生活を送り、初めて作ったビデオゲームが大ヒット。やがてソフトウェアの開発に乗り出し、出版の分野にも進出。二十八歳にしてふたつの会社を所有する……。ケリーは職場の同僚から渡された新聞を食い入るように見ていた。名前は違うけれど、彼は高校時代の恋人、マイケルに間違いない。十年前、彼女を捨てて姿を消した、あのマイケルに……。ケリーは私立探偵の兄に頼んで彼の行方をずっと捜していた。今では九歳になる娘のことを伝え、彼が父親なのだと告げたくて。写真で見る彼はたくましく、自信にあふれ、何もかも魅力を増している。でも、この目と口元はよく覚えている。彼以外にはありえない。ケリーは地元の大学で催される彼の講演会に、すがる思いで向かった。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年01月20日
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- 著者
- クリスティン・リマー
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- 訳者
- 原淳子
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-82609-1
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- 書籍番号
- HP-9
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- ミニシリーズ
- 都合のいい結婚
読者レビュー
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ウォールデンブックスやUSAトゥデイ紙のベストセラーリストにたびたび登場する人気作家。アメリカ・ロマンス作家協会のRITA賞に作品がノミネートされ、ロマンティック・タイムズ誌でも賞を獲得した実力の持ち主。作家になるまで、女優、店員、ビルの管理人など実にさまざまな職業を経験している。すべては、作家という天職に巡り合うための人生経験だったと振り返る。オクラホマ州に家族とともに住む。