ハーレクイン・シリーズ
離婚した両親に捨てられたのは、13歳のクリスマスの朝だった。 以来ケイラは、寂しさが募るこの季節が大嫌いだった。 今年はどうやり過ごそうかと、仕事中も暗い気分で思案していると、 思いがけずも、上司から休暇返上の出張命令が下された。 新しいクライアントから、条件つきで仕事の依頼があったというのだ。 “1週間うちのリゾートに滞在して、キャンペーンを企画してほしい”と。 浮かれ騒ぐ街から逃げ出す、またとない口実だわ。ケイラは快諾した。 雪に埋もれたコテージで、クリスマスが終わるまで隠れていよう。 リゾートのオーナー、ジャクソンがどれだけハンサムだろうと、 仕事に没頭するケイラにはなんの支障もないはずだった。 当のジャクソンは、まったく逆の考えを抱いていたとしても。
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- 頁数
- 368頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年11月20日
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- 著者
- サラ・モーガン
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 1,181円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年11月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80077-0
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- 書籍番号
- PS-77
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モニター
まず最初に思ったのは・・・「長くて嬉しい!」。ハーレクインは読みだすと止まらずに、あっという間に終わってしまうので、長い作品はとっても嬉しいのです! 私の読書時間は、電車に乗っている時と毎晩寝る前。読んでいる間は、今の世界ではなく、ハーレクインの世界に入っています。
この作品は、主人公を取り巻く環境がとても詳しく書かれていて、頭の中でその情景が浮かびます。舞台はNYのマンハッタンから、イギリスの雪の地方へ。読んでいる間だけ、東京の下町にいる私は、イギリスの雪の地方へ行っていて、主人公ケイラを一番近くから見ている立場となりました。この先、ケイラはどのようになっていくのか。誰と恋愛関係になり、どんな風に心が癒されていくのか。読んでいて先へ先へ進みたい気持ちを抑えて、何日かかけてゆっくりと楽しみました! 特にクリスマスが近づいて来ているこの時期に、ピッタリなロマンチックな作品でした! -
モニター
300ページを超える本を期日までに読めるかなあ~と、初めは少々不安でしたが、仕事や家事の合間を縫って3日ほどで読み切りました。読み始めると面白くてあっと言う間でした。ジャクソンは、よくある傲慢で冷徹なヒーローではなく、私はジャクソンが大好きです。夢が叶うなら、ジャクソンみたいな人ともう一度、恋がしてみたいです(笑) とってもHAPPYな気持ちになれました。
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モニター
出逢うべくして出逢った、ケイラとジャクソン。お互い出逢った瞬間からあらがいようのない、強く惹かれ合う気持ちがあるのに、「家族とのクリスマス」に対する思いが全く違うがために素敵な場所で出逢い、求め合っているのになかなか気持ちが通じあわなくてもどかしく思いました。そんな2人の思いが通じあい、クリスマスから逃げるために来た〈スノー・クリスタル〉が、やがて離れることが出来ないくらいの場所になるなんて! 読んでいて、ケイラの気持ちの移り変わりに共感し、ジャクソンにとてもドキドキするロマンティックストーリーです。クリスマスももうすぐ、秋の夜長に是非手にとって読んでいただきたい一冊です!!
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モニター
300ページを超える長編でしたが、一気に引き込まれて読めてしまいました。声に出して笑ってしまうようなユーモラスな場面や、ドキドキする2人のロマンス。心温まる家族の愛まで描かれていて、とても読み応えがありました。素敵なクリスマスを必ず過ごしたくなる一冊です。
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モニター
私自身がまるでヴァーモントの森のコテージで過ごしているような気分になった。雪が降り積もる静かな森、空は青く澄んでいる。夜は星空、月明かり、暖かい部屋のなかはクリスマスのジンジャーやシナモンの香りが漂う。様々な感情のなか愛と家族のことを思った。物語はロマンチック、ジャクソンは好みの男性でうっとり。毎年クリスマスを迎える前に読み返したい。
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モニター
寒くて冷たい冬の中で出会った、男女の情熱や温もりが丁寧に描写されておりとてもドキドキさせられました。だんだんと心を揺り動かされていく主人公のケイラに注目です。
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モニター
クリスマスに深い心の傷を負ったケイラは、本当の自分を封印してしまう。凍ってしまった心を温かく溶かしてくれたのはジャクソンだった。二人の愛の軌跡を、親友のような気持ちで読んでいけるとても優しい文章に、あっという間に虜になってしまった。クリスマスの夜にもう一度読みたい。
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モニター
こんな恋愛羨ましいーーーーって思いました。今は恋愛をしていませんが、これを読むと恋愛って羨ましく、こんな人ともう1度恋愛できたら幸せだろうなあと思いました。幸せになれる本でした。ありがとうございました。
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、2人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。