ハーレクイン・シリーズ

疎遠の妻、もしくは秘密の愛人
たとえ名もなき愛人でもいい。顧みられぬ妻でいるよりは……。
許婚の伯爵エイドリアンと結婚したエミリーは、新婚生活への期待に胸を弾ませた。なぜなら、夫は初恋の人だから。ところが、まもなく彼はロンドンに行ったきり戻ってこなくなった。3年の月日が流れたある日、彼の強欲な従弟が屋敷に乗りこんできて、跡継ぎが生まれないなら爵位と所領は我が物になると言われ、彼女は思わず口走った。「私のお腹には、伯爵の子がいます」かくして一刻も早く子をもうける必要に迫られた彼女は、歓迎されないことを承知でロンドンへ向かった。だがそこにいた夫はほぼ視力を失い、彼女が妻だとは気づかなかった!エミリーは考えた。夫の愛を取り戻すには、このまま正体を隠して……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年11月05日
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- 著者
- クリスティン・メリル
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- 訳者
- 長田乃莉子
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- 定価
- 906円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33198-4
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- 書籍番号
- PHS-98
夫と二人の息子、多くのペットとともにウィスコンシン州で暮らす。物心ついたころから作家になるのが夢で、度重なる原稿の不採用にもめげずに努力を続け、初めての著作を刊行した。ポップコーンを頬張りながら映画を見るのが好き。