ハーレクイン・シリーズ
許婚の伯爵エイドリアンと結婚したエミリーは、 新婚生活への期待に胸を弾ませた。なぜなら、夫は初恋の人だから。 ところが、まもなく彼はロンドンに行ったきり戻ってこなくなった。 3年の月日が流れたある日、彼の強欲な従弟が屋敷に乗りこんできて、 跡継ぎが生まれないなら爵位と所領は我が物になると言われ、 彼女は思わず口走った。「私のお腹には、伯爵の子がいます」 かくして一刻も早く子をもうける必要に迫られた彼女は、 歓迎されないことを承知でロンドンへ向かった。 だがそこにいた夫はほぼ視力を失い、彼女が妻だとは気づかなかった! エミリーは考えた。夫の愛を取り戻すには、このまま正体を隠して……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年11月05日
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- 著者
- クリスティン・メリル
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- 訳者
- 長田乃莉子
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年10月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33198-4
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- 書籍番号
- PHS-98
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モニター
子供の頃から憧れて恋し、結婚後はろくに相手にされず、3年間も家に帰らない夫を、なんとか取り戻そうと必死になるヒロインがいじらしかった。ただし、強く逞しく、純真で、放蕩者の夫をやり込めるユーモアも忘れない現代的な女性だと感じました。終盤のヒーローの妻に対する真摯な気持ちにグッとくるものがあり、読後はほんわか温かな気持ちになりました。
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モニター
エミリーの頭の回転の速さに驚き、一途に夫を思い続ける姿に感動しました。何に対しても動じず対等に振舞える姿が人間として凄いなと思います。何が起こったとしても、妻を真っ先に思い出すくらい好きなのになかなか心を開かないでいたけど、そして目が見えないゆえに妻をないがしろにしていたけど、本当の気持ちに気付いたときの最後にとっても感動しました。
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モニター
大好きな相手と結ばれたが彼は遠くロンドンへ。年月を経て偽りの状況でこそ気持ちが素直に出せたがやがて真実を知られて…。思いやる気持ちでも言葉に出さなければ伝わらない事もあると思った。
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モニター
夫エイドリアンから完全に黙殺されているだけでなく、目が見えなくなったとはいえ自分の妻だと気づかないエイドリアンを相手に妻と謎の愛人の二役を演じているエミリーの姿に切なくなります。夫エイドリアンは秘書のヘンドリクスに「あなたは大ばか者だ」と言われてしまうのもむべなるかなと感じてしまいました。
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モニター
初恋の男性・伯爵エイドリアンと結婚したエミリー。なのに彼は遠く離れたロンドンで暮らしている。愛がないのかと思いきや、ロンドンにのりこんだエミリーが見たのは、エミリーを妻だとは気付かなかい視力を失ったエイドリアン。ここでエイミーがとった手段が驚きでした。エミリー自身も迷いながらも、夫の真の心を見つけることができ・・・愛おしい気持ちがあふれる一冊だと思います。
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モニター
ヒロインのエミリーは、行動的で格好良く、そのくせ健気な女性で、好感がもてました。
夫と二人の息子、多くのペットとともにウィスコンシン州で暮らす。物心ついたころから作家になるのが夢で、度重なる原稿の不採用にもめげずに努力を続け、初めての著作を刊行した。ポップコーンを頬張りながら映画を見るのが好き。