ハーレクイン・シリーズ
見覚えのあるその姿が目に入った瞬間、ターリアの心臓が止まった。 アレックス!……いいえ、まさか。彼がここにいるはずないわ。 3年前、ターリアは裕福な実業家アレックスと激しい恋に落ちた。 まだ18歳だった彼女はアレックスに夢中になり身も心も捧げたが、 彼は違った。ターリアを裏切り、自分の秘書と密会していたのだ! 傷心のままターリアは彼の前から姿を消すが、 そのときすでに彼女のおなかには小さな命が宿っていた。 お金も頼る人もなく、私がどれだけ必死に息子を育ててきたか、 アレックスは興味もないだろう──だが、彼女はすぐに思い知る。 彼がすべてを調べあげた上で、ある狙いをもって会いにきたのだと。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年11月20日
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- 著者
- パトリシア・レイク
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- 訳者
- 細郷妙子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年11月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42048-0
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- 書籍番号
- PB-148 (初版I-190)
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モニター
初めて愛した人の子供を一人で育てるヒロインという話にはいつも心が惹かれます。子供のためにと結婚してからもなかなか誤解が解けずにヤキモキしますが、強引になりきれないヒーローもいいですね。煙草や葉巻のシーンが多いのはちょっと気になりました。80年代のお話しだからでしょうか?
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モニター
ヒロインは18才でヒーローの子供を身ごもり、捨てられたと思いこまされ、誤解したままヒーローと再会し結婚しますが素直になれずにヒーローを突っぱねます。気持ちはわかるけどそんな言い方をしたら…と何度もヒヤヒヤしました。ヒーローも一番辛い時に見捨てられたとこちらも誤解しているのですれ違いばかり。最後までハラハラしどおしでした。かなり昔の作品なので言い回しに時代を感じました。
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モニター
忘れられない想い。たとえそれがどんな感情であっても今の自分を作り上げているものに他ならないそんなことをこの作品を通して気づかされました。主人公ターリアの絶望の中に唯一残された息子。彼を賢明に育てる姿に同じ同性だからこそ深い魅力を感じずにはいられません。全編にわたり重い物語ですが読後は温かい気持ちになれます。
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モニター
この作品の良さは、何といっても登場する男性達が素敵だということでしょうか。特に脇役男性親子が素敵過ぎです。未婚の母という内容はハーレクインにありがちだし、ちょっと苦手なので、あまりはまれないだろうと思ったのですが、読み終えて幸せ感が残りました。良かったです。でも二人の間をぶち壊したあの女性は許せません。自分勝手な嫉妬は怖いですね。次は二人の子供のスピンオフやジェイクの話を読みたいです。
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モニター
他人の悪意によって引き裂かれた2人が3年後に偶然再会をする。ターリアの秘密を知ったアレックスは強引に結婚をせまる。結婚したものの、関係は悪くなる一方で…。友人たちの後押しを受けて最後に誤解が解けたのはとても良かったです。
ハーレクインの黎明期を支えた作家。港町リバプールで生まれた。イギリスの古典文学を愛し、早くからエッセイなどを執筆。美術学校を出て、訪れたヨークシャーの田園風景に魅せられて定住。作家活動に入った。